今日は友人Aちゃんと温泉に行ってきました。近場ではなく、ちょっと遠出しました。
最初に『鶴の舞橋(まいはし)』という、津軽地方では有名な観光名所に立ち寄りました。美しい光景でしたが、写真を撮り忘れました。残念です。
『鶴の舞橋』を見ているうちに、どうしても我慢が出来なくなって、
私 「ねえねえAちゃん、鶴の生活ってつまんないんだよ、タンチョウだから」
と言ったところ、Aちゃんの反応は実に素っ気なく、
Aちゃん 「なんで、そういうことを言わずにはいられないのかしらねえ」と、音楽で言えば、「短調」な返し方をされてしまいました。
実は第二弾として、
「ここでは割り箸禁止。マイ箸だけにね」と準備しておいたのですが、控えました。
二人で『鶴の舞橋』を渡り終えると、丁度、地元ガイドさんらしき方が観光客とおぼしき方々に、案内板を示しながら説明をしているところでした。
ガイド 「この橋は、日本一長い木の橋、長いきのはし、長生きの橋なんですよ」
と、聞き覚えのあるダジャレネタを披露しているところでした。ま、定番ね、と私が内心思いながら通り過ぎようとしたとき、
ガイド 「この橋は渡りきるのは結構大変で、長生きは息が切れます」
思わず、うまい!と言いそうになりました。思いとどまったのは、そういうことをすると、Aちゃんにたしなめられるとわかっているからです。
『鶴の舞橋』をあとに、目的の温泉がある『つがる地球村』というところへ向かいました。そこの温泉は初めてだったのですが、とてもいい泉質だと思いました。ただ、ちょっと温度が高すぎて、冬ならまだしも、今の時期はゆっくりは入っていられない程でした。Aちゃんは半身浴風に入っていました。私は一応肩までしっかり浸かる派です。
浴槽からでたAちゃんに、笑いながら声をかけました。
私 「Aちゃんさ、下半身だけ真っ赤で、マレーバクみたいだよ(笑)」
Aちゃん 「Takaちゃんもだよ。自分を見てご覧(笑)」
しゃべったり、笑ったり、洗ったり、こすったりして、入浴終了。脱衣所へ行きました。バスタオルで体を拭いているとき、後ろ側にいる年配のご婦人の姿が目に入りました。
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上の記事に書いたのですが、私には役に立たない特技があるのです。
私 「AちゃんAちゃん。私の後ろのおばあちゃん、パンツが裏返しなんだよね。教えてあげたくてウズウズする」
Aちゃん 「やめなさい」
私 「そうだよね。うん、わかってる。でもウズウズする」
幸いなことに、その直後脱衣所に来た、おばあちゃんの娘さんと思われるご婦人が教えてあげたのでした。
ご婦人 「ちょっとおばあちゃん、パンツ、カッパでねえ?」 ※カッパは、カにアクセント
私は小声で根っからの津軽人であるAちゃんに聞きました。
私 「津軽弁で、裏返しのことカッパって言う?」
Aちゃん 「言うよ」
ふ~ん・・・。
私は人が「バク」になっていたり「カッパ」になっていたりするのはいち早く発見できるのに、自分のことは気づかないという、まさに哀しき人間であることをしみじみ自覚し、Aちゃんに言いました。
私 「私ってさ、絶対に、人の振り見て我が振り直せないタイプだよね」
Aちゃん 「そうだね(笑)。自分の下半身が真っ赤なのも気がつかなかったもんね」
そんなことないよ、なんて台詞がAちゃんの口からは出ないだろう事は、長い付き合いで分かってはいました。
いましたが、もうちょっと優しい表現は出来ないものでしょうか。「バクは夢を食う」と言いますが、Aちゃんも、夢も希望もないことを言って、私の夢を食べてしまったのでした。
でも、とても楽しい日帰り温泉旅だったのでした。では。