何かが何かに見える事ってありますよね。壁のシミが人の顔に見えたり、天井の節や木目が妖怪に見えたり。「心の目」で見ていると言えるでしょう。恐いと思えば恐いものが見え、無邪気な心は無邪気な空想に遊ぶ・・・
雪形(ゆきがた)って、ご存知ですか?
雪解けの時期、高い山にはまだ所々に雪が残っています。この時、斜面に残っている模様を雪形と言います。昔は、雪形は農作業等の暦として利用される、生活に根ざした文化でした。「種まきうさぎ」や「豆まき小僧」などといった名称にそのことが見て取れます。が、昭和に入ってからは、見たままを楽しむ「ニュー雪形」が流行してきたそうです。雪形の研究者の間では、これらの新しい雪形と、古来からの文化である雪形とは区別されているのだそうです。
雪形には「ポジ型」と「ネガ型」とがあります。「ポジ型」とは、山肌に消え残っている残雪の形で、白い色が形を描きます。「ネガ型」とは、白い残雪の中で、雪の解けた部分が黒く浮き上がっている形です。
それでは、私が見つけた「ニュー雪形」を二つ、「素直な心」でお楽しみ下さい。
↓ ネガ型の雪形 タイトル「水に落ちた恐竜の子どもを襲うサメ」
※前足で必死に水を掻く恐竜の胸元に、サメが食らいつこうとしています。
↓ ポジ型の雪形 タイトル「アフラック」
※蝶ネクタイをつけたアヒルが羽を広げたように見えませんか?見えますよね。見えるはずです。素直な心があれば!
さて、森の中でも「見える」発見がありました。こちらです。
タイトルは、「呪いによって木の中に閉じ込められたひと」
↓
※私には左腕と腹部が残っているように見えるのですが、右腕と臀部に見える方もいらっしゃるかもしれません。それぞれの心が決めることですからね。
「見える」シリーズはこれででんぶ(全部)です。お終い。では。