おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

植物の生命力に驚かされた話 その2

 まず、4月13日に撮影した写真をご覧下さい。 

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 2本のドラセナを花瓶で「育てて」います。手前が3年前に100円で買ったもの。右奥の細長く伸びているのは、小さな花束に入っていたもので、1年ぐらいになると思います。育てている、と書きましたが、気がついたら根が出ていたのでそのまま花瓶に挿して、時々水を足しているだけ。枯れないので、惰性でなんとなく置いているだけと言った方が正確です。

 毎日、漫然と眺めていたのですが、この日、発見!「蕾」がついてる!

 こんなに育つまで気がつきませんでした。いかにテキトーかお分かり頂けるかと思います。ところが、現金なもので、「蕾」を発見した途端に可愛くて可愛くて。水を足そうか、新鮮な水に全部換えようか、いやいや環境が急に変わるのは良くないからこのままの方が。迷いましたが、このまま見守ることにしました。

 ところが。咲かない。全然、咲く気配がない。毎朝楽しみに熱い視線を送るのに、蕾が膨らむことも無く、変化無し。それどころか、下の方の蕾はパラパラと枯れて落ちてしまって。

 そして、諦めかけ、何の気なしに視線をおくった先に、

 

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 5月12日、ついに咲いたのです。アップをご覧下さい。

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 可愛いじゃありませんか。美しいじゃありませんか。たった一日だけの儚い花の命です。

 咲いた後はどうしたらいいんだろう、ネットで調べました。そして知った衝撃の事実。

 ドラセナの類は花を咲かせにくく、「これ以上は成長できない、もはやこれまで」と思ったときに、咲く場合もある

 しかも、これは「土」に植えられ、きちんと手入れされたドラセナについての記述であり、ましてや私の、ただ水にツッコまれただけのドラセナに至っては、推して知るべしでしょう。

 私のドラセナはこれからも生き続けるのか、それとも、最期の力を振り絞って子孫を残そうと花を咲かせたのか。いずれにしろ、植物の生命力には本当に驚かされるのでした。

 

 土壌を使用せず、栄養分と水だけで植物を育てることを「水栽培」「水耕栽培」と言いますが、私のは栄養分は与えず、100%水道水のみの栽培法です。ドラセナに申し訳ない気もするのですが、きっと「そんな水くさいこと」と、許してくれると思います。

 なぜなら、かんよう(寛容)植物だから。(これはちょっと上手い!)では。