おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

編み物をすると人は賢くなる、いやホントの話

 今、毛糸で靴下を編んでいます。編み物に限らず、座って黙々と作業をする時、人はついつい考え事をしてしまうものです。

 

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 ソックヤーンって、靴下を編むための専用糸だよねえ。昔はあまり見かけなかったけど、最近、若い人の間でも靴下を編むっていうのがちょっと流行ってるみたいだものねえ。

 それにしても、英語の単数・複数って面白い。片方だとソック、左右揃ってソックス。編むときは片方ずつだもの、ソックよね。

 でも、なんで単数・複数にいちいちこだわるのかな?そのくせ「数えられない名詞」とかもあったりして。こだわるくせにいい加減、そゆとこあるよね、英語。

 そう言えば、昔、アメリカ人男性(日本語ペラペラ)に、pantsについてきいたことがあったっけ。「両脚を覆っているからパンツだけど、片方が付け根のあたりから破れて無くなったら、パントになるの?」ってきいたら、「多分」って言ってた、変な笑い方しながら。あれ、心の中は「uze-(ウゼー)」だったよね、多分。

 二つ揃っているものって世の中にいっぱいあるけど、いちいち、~sとか~esとかつけるんだよね。顔の部品とかたいてい二つだから、律儀につけるんだよねえ。目アイズでしょ、耳イヤーズでしょ、眉アイブロウズ、ほおチ-クス、唇リップス・・・、顎も上顎と下顎と二つ有るから「ジョーズ」。ジョー「ズ」だから恐ろしいわけで、「ジョー」だったらそのサメはもう死んでるわよね、あっ、これは「ジョー談」ってやつね。

 あれ、顎を表す英語で、下顎を言う「チン」ってあったよね、ボクシングで良く使われる。下顎は一つしか無いから、「チン」は「チン」だと思うんだけど、二重顎の場合はどうなの?あれは複数形?

 

 ということで調べました。

 顎の先端を chin と言い、二重顎は double chin。二重顎は、お肉こそ二重になっているものの、顎先はやっぱり一つと言うことなのだと思います。

 ついでに、二重まぶたも調べてみました。double eyelid。やはり皮こそ二重なものの、まぶたとしては一つなのです。ちなみに、一重まぶたは single eyelid です。

 では問題です。「彼女は二重まぶたです」これは英語でどのように言うでしょうか?

 

 答え  She has double eyelids.

 そうよね、二重まぶたを二つもってるものね。英語のあまりの律儀さに、目がパチパチとなりました。

 こんな風に、編み物をしながら考え事をし、そこから何かを調べてと、「編み物をすると人は賢くなる」のは本当なのですが、編み物も調べものも、目が疲れるのが難点です。

 ひょっとしたら、がパチパチとなったのは疲れ目のアイズだったのかもしれません。休憩します。では。