「ドラァグ・クイーン」っていう言葉はご存知ですか?
私がNetflixを視聴していることは以前にも書きましたが、最近は『ル・ポールのドラァグ・レース』という番組に、はまっています。
その番組に登場するドラァグ・クイーンとは、派手な化粧とドレスで着飾り、ハイヒールを履いて見事なパフォーマンスを披露する、「女装した男性」のことです。drag(ドラァグ)とは、「ひきずる」という意味で、ドレスの裾を引く様子からそう呼ばれるようになったという説が有力だそうです。
番組の内容は、ドラァグ・スーパースターの称号と賞金をかけて、クイーン達が美しくも過激な戦いを繰り広げるリアリティ・ショーなのです。
ここでいきなり話は変わりますが、今から42年も前の、『徹子の部屋』に故・沢村貞子さんが出演したときの、徹子さんとのやり取りが妙に私の記憶に残っているんです。
今回、その事を書こうと思ったので、一応、ググってみたんですね。まあ無理だろうな、と思いながらも。そうしましたら、ホント、インターネットって凄い!ピンポイントでヒットしたんですよ。
上のリンクから抜粋します。
沢村 「そうしないと引きずりだって言われるからね。引きずりって言うのは着物を長~くしてね、どっかそこいらがね、こう襟が汚れてるとかっていう風に。それが下町女の一番恥だっていう風に、しつけられちゃってんのよ」」
黒柳 「私なんかもう引きずりの代表っていう感じ・・・」
沢村 「そうよ。よくチャック(徹子さんのあだ名)の、私、化粧箱掃除するわよ」
ちなみに、「引きずり」とは、デジタル大辞泉によりますと、
1 《着物の裾を長く引きずるように着るところから》しゃれて着飾ってばかりいて働かない女を、あざけっていう語。引き摺り女。
面白いのは、日本と外国、100年前!と現代というように、場所も時代も違うのに、しゃれて着飾る女は「引きずる」という共通点があり、呼ばれ方もそのまま「引きずり」となっているところです。