おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

奇蹄目と偶蹄目

 ちょっと書きたいことがあって、そのためにネットで調べものをしたところ、大変驚きました。世の中は、やっぱり驚きに満ちている。元気に生きようと思います。

 

 奇蹄目(きていもく)とは、蹄(ひづめ)が大きく一つながりになっていたり、三つに分かれたりしている哺乳類の仲間達です。分かり易くいうと、「ウマ」の仲間です。それに対して、蹄が二つに分かれている「ウシ」の仲間を偶蹄目(ぐうていもく)と呼ぶわけです。奇数の「き」と、偶数の「ぐう」ですね。そうでしたよね、昭和までは。

 今は、違うんですよ。1990年代から、「偶蹄目」は「げいぐうていもく」と呼ばれるようになったのだそうです。えっー、牛たちの世界にも、LGBTの波が?

 違います。「げい」は「鯨」と書きます。漢字では「鯨偶蹄目」、「くじらぐうていもく」という読み方でもオッケーだそうです。だいぶ以前から、鯨類と偶蹄目は近い仲間であろうとは言われていたのだそうですが、DNAなどの検査技術の発達により、同じ仲間であると言うことが決定的になり、「鯨偶蹄目」としてまとめられることになったのだそうです。 

鯨偶蹄目 - Wikipedia

 

 鯨類は哺乳類だということはあまりにも有名なので、「ウシ」の仲間だったと言うことは、ややビックリ。私にとっては、「偶蹄目」がいつの間にか「鯨偶蹄目」にチェンジしていたことの方が、大・大ビックリです。私の「常識」は、いつの間にか「非常識」になっているのね・・・。

 そうなのです。年をとると、新しいことを知ったときよりも、自分の知識が古くなっていたときの方が衝撃が大きい。そういう場合、気をつけなければならないのは、「うそ、うそ、いつの間に」とか「ホントなの?ホントなの?」と、自分の知識に固執しないことです。若い人の目に「みっともなく」映りますから。さらりと受け止め、そして面白がる。そういう「年配」でありたいものです。

 

 もう一点、「へー」と驚いたことがあるのですが、長くなったので、そちらは明日に回します。

 そうそう、この記事のきっかけになった「書きたいこと」を最後に。

 

ちょっとクイズを思い付いたんです。昭和のクイズと思って下さい。

 

問題「ドラえもんは、奇蹄目かな?偶蹄目かな?」

 

 

 

f:id:takakotakakosun:20181031174617p:plain  答 「グー蹄目」ですよね。