おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

ツツジとサツキ

 今日は京都旅行記、一回お休み。

 

 10日ほど前になりますが、友人と弘前公園(通称お城)にウォーキングに行きました。

 途中、鮮やかなピンクの花を咲かせる植木の一画があり、私は心のなかで(濃い色のツツジだなぁ)と思って眺めていました。と、友人が言いました。

「サツキ、奇麗だねぇ」

 え、これってサツキなの?

 サツキとツツジってどう違うの?

 友人に尋ねました。友人は、良くわからないんだけどね、と前置きして、教えてくれました。

 「葉っぱの大きさが違うみたいよ。大きいのがツツジ。小さい方がサツキ」

 それを聞いて私はちょっと昔の事で思い出したことがあり、

 「ほら、○○さんって、いつも適当なこと言ってたじゃない?」

 共通の知人男性の名をあげました。友人が笑いながら頷きます。

 「彼がサツキとツツジは葉が違うって説明してくれたんだよね。サツキの方が葉の色が鮮やかだって。へーって聞いてたらニヤッとして、五月みどり、って」

 友人は大笑いしながら、

 「本当にサツキの葉は鮮やかなのかな?」

と言い、私は

 「違うでしょ、○○さんだもん、適当なこと言ったんでしょう」

と答えました。

 

 サツキとツツジの違いかぁ。

 気になりだすと気になります。休憩タイムにスマホを取り出して調べました。

 ・ツツジの葉は4〜5cm。サツキは2〜2.5cm。

 ・ツツジの葉の表面には柔らかい毛が生えていて、サツキにはない。

 ・ツツジの花が一斉に咲くのに対して、サツキはパラパラと咲く。

 

 休憩の後、先程の花の場所に戻り確認してみました。

 あっ、蕾もあれば花もある。パラパラと咲いている。

 後ろの、花が終わっている木の葉は大きく、手前の葉は2cm程度。そして、後ろの木の葉には確かに毛が生えていて、手前の葉は毛が無くて鮮やか。間違いない。友人の言うとおり、今咲いているのはサツキなのでした。

 そして、○○さんご免なさい。あなたが言った通り、サツキの葉は鮮やかな、緑でした。五月みどり、そのとおり!

 近頃は記憶力の低下が著しくて、さつき覚えたと思ってもすぐに忘れてしまうのです。でも、サツキとツツジの見分け方、『サツキミドリ』これは大丈夫な気がします。 

 気をつけて見ていると、今、弘前はサツキの花盛り。6月にサツキが咲く、北国ならではの初夏の光景なのでした。では。