おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

レトロでもある京都

 京都の枕詞と言えば「古都」ですかね?古い神社仏閣や庭園であふれています。

 そんな京都の街を歩いていて驚かされるのが、大正や昭和の初期に建てられたレトロな洋館が、現役として普通に活躍しているということです。よその県であれば、文化遺産として管理され、観光用として公開されるだろう趣きのある建築が、飲食店や商店として当たり前のように使われているのです。ただ街を歩いているだけで、写真に撮らずにはいられない、素敵な建物に出会ってしまうのです。

 では、私が東本願寺西本願寺周辺を歩いて思わず撮影した建物の写真をご覧下さい。

 

 旧鴻池銀行七条支店

 

 旧村井銀行七条支店(内装工事中でした)

 

 旧富士ラビットスクーター(自動車販売・修理)

 

 龍谷大学

 

 本願寺伝道院

 

 安寧消防分団器具庫(火の見櫓)

 

 上の写真の消防施設を見たとき、私はレトロという言葉について考えずにはいられませんでした。

 レトロとは、「懐古的」とか「郷愁を誘う」と言った意味があります。私は特に「郷愁を誘う」という意味にハタと膝を打ったのです。

 郷愁とは、自分の実人生の過去や、繋がりを実感出来る過去(親や祖父母ですね)に対して感じる感覚だと思うんです。この「実感出来る」が大事なポイントで、明治や江戸にまで遡るとレトロではなく、「歴史」になってしまうと思うんです。「大正ロマン」の大正時代はギリギリセーフ、レトロチームだと思います。

 上の写真にある防火用水の桶を見たときに私が感じたのは「レトロを通り越して江戸時代のようだ」という感覚でした。

 「天水桶(てんすいおけ)ってやつだよね!」

時代劇でしかお目にかかったことがない光景だったからです。

 これはレトロとは違うなあ。少なくとも江戸はレトロではないなあ、じゃあ、レトロっていつから?そう考え始めて、上に書いたような結論に至ったというわけです。

 

 さて、話は変わって最後にもう一つ。

 私が京都から買ってきたものを紹介したいと思います。

 出発前にたまたまテレビでみて、「食べたい!絶対に買ってこよう」と心に誓っていたものです。京都駅の伊勢丹で買えました。

 亀屋良長 スライスようかん 小倉バター 1袋 (2枚入り) 小倉バタートースト スライス羊羹

 亀屋良長さんという和菓子屋さんの商品です。薄くスライスされた羊羹で、食パンに乗せてトーストすると、簡単に美味しい「あんバタートースト」が食べられるという、面白くも美味しい、画期的なお品です。美味しかったです。

 さて問題です。

 なぜ私は唐突にこれを紹介したのでしょうか?それはですね、

ヨウカンつながりということで、です。では。