昨日の続きです。今日こそはタイトルの意味について触れたいと思います。
昨日の写真でご覧頂いた通り、奥入瀬渓流の緑は本当に豊かです。背の高い樹木もたくさんたくさん繁っているのですが、湿度の高い日陰にはシダの類が大きな群落を作り、珍しい木賊(トクサ)も姿を見せてくれます。
シダ類が太古から生き残る植物だというのは皆さんご存知だと思いますが、トクサもいわゆる「生きている化石」の一つです。
シダの間から真っ直ぐニョキニョキと顔を出すのがトクサです。
片側に奥入瀬の流れ、道路を挟んだ反対側にはシダ類が繁茂する切りたった崖を眺めながら歩いていると、
「ジュラシック・パークみたいじゃない?」
そんな感想が同行の友人との間で何度も交わされるのです。
と、こんな光景が出現し、60過ぎのおばさん達が、
「ほら、恐竜が逃げ出さないように張り巡らした、高圧電流の柵みたいじゃない?ここを破って襲ってくるんだよ。クウェー、って叫びながら」
とか、恐竜の声や動きを真似たりするのです。ある意味、恐竜より怖くないですか(笑)。
でも思わずそんな行動に出てしまうほど、奥入瀬渓流はジュラシック感に溢れているのです。「生きている化石」おばさんが、生き生きとしてしまうほどに。
いかがですか、皆さん。
「青森県の人はいいなぁ、羨ましい!」
なんてジェラシー苦に身悶えするより、四季折々の魅力にあふれる奥入瀬渓流、是非、訪れてみてくださいね。チョー、おすすめです。では。