京の三閣って、知ってます?
金閣・銀閣、そして西本願寺の飛雲閣です。金閣・銀閣がいつでも見られるのに対して、飛雲閣は特別公開という数少ないチャンスでなければ拝観がかなわないのです。知名度が今ひとつなのはそのためでしょうか。でも、私は知っていましたよ。証拠の写真をお見せしましょう。
朝の散歩で東本願寺から西本願寺へと向かったときに私が歩いたルートは、ちょっと一般的なものではなくて、裏から西本願寺に入ることになったのでした。
でも、怪我の功名!
そのルートのお陰で興正寺さんの境内の奥に、飛雲閣の二層目・三層目を見ることが出来たのでした。
「わ、わ、あれ飛雲閣だ!間違いない!」
ちょっと興奮しました。
そしてその後、昨日ご紹介した、安寧消防分団器具庫や龍谷大学に遭遇。さらに、西本願寺の有名な唐門(国宝)を、外側から見ることも出来たのでした。(内からも外からもあまり違いはないようでしたが)
裏側からではありますが、無事に西本願寺境内に入りますと、本来の入口である御影堂門を入ってすぐのところに、特別公開を実施中である旨の大看板が立てられていたのでした。
ヤッター、飛雲閣特別公開中!
今日は昼過ぎまで予定があるけれど、2回目開始前の3時までには来られるはず。夫に提案して、絶対に来よう。
散歩から戻り、夫にカクカクシカジカと申しましたところ、夫も乗り気。二つ返事で了解です。
さて、結果です。
歩くのがあまり好きではない夫を励ましつつ、時間に追われるようにたどり着いた飛雲閣前。
誰も居ない。どうして?何故?朝に見た大看板を確認しに行ってみました。
私は時間のお知らせばかり見ていて、反対側に書かれた期間は全然気にも留めていなかったのです。なんと、特別公開期間は21日(日)まで。この日は23日(火)でした。終わってる。終わったなら看板を撤去してよ〜。
私は夫に平謝り。長〜い無駄足を踏ませてしまいました。にもかかわらず、夫は、
「いいよ、いいよ。他にも見どころはあるんだから」
と、まるで仏様のような寛大さでした。ブツブツ言ったりしないのです。
飛雲閣が見られないという悲運には会いましたが、代わりに夫の寛大さを知るという機会となったのでした。
そして、長い無駄足のお陰で面白い写真も撮れたのです。
なまこ壁がずうっと続く眺めは京都では珍しいのではないかと思います。東本願寺の倉庫らしいです。
また夫と一緒に京都に来られますように、そして飛雲閣が見学できますように。阿弥陀様にリクエストしたいと思いました。「あみだのリクエスト」byチェッカーズ、なのです。では。