今年はすっかり旅行づいていて、5月は京都に行って来たのです。京都でちょっとした用事がありまして、東京在住の弟とも会い、夫とも合流したり、用事の合間に色々と見学もしてきました。
話には聞いていましたが、外国人観光客の多いこと多いこと。見学先でも宿泊先でも交通機関でも、こんなに大勢の観光客で溢れていたら、日本人の観光シーズンにはいったいどうなってしまうのだろうと、心配になるほどでした。
「なのにあなたは京都に行くの」
懐かしいでしょ?チェリッシュのヒット曲のタイトルです(50年前の!)
京都の魅力って、凄いですよ。
今回の旅行中の一日、弟(60歳)と弟の友人(50代)と三人で京都の街を歩く機会がありました。先の曲のタイトルは、その時に友人の口から発せられたのでした。
「自分は学生時代、京都に居たんですよ。その頃はこの曲がピンと来なかったんです。でも、今回、何十年振りで京都に来たら分かりました。京都、めちゃくちゃイイっすね」
そうなんですよ、めちゃくちゃ良かったんですよ。なんと言っても京都の素晴らしさは、「また来たい」と思わせるところ、リピーターを生み出すところだと思うんです。
ご新規さんプラスリピーター。京都を訪れる人は増える一方、大変な混雑だとわかっていても、「なのにあなたは京都へ行くの」です。
その友人の方も言っていましたが、
「京都は歩いているだけで楽しい」
骨董屋さんの入口を飾る竹細工と両側の風情ある建物。向こう側の建物は歯医者さん。こんな町並みが普通の顔をして現れたり、
そうかと思えば、特別感のある眺めもやっぱり普通の顔をして突然現れたりと、京都の街のフトコロの深さとでも言いますか、興味を惹かれるものに足を止めていたら本当に切りがない。
何回でも行きたい京都、きょうも行きたい、明日も行きたい、すっかり京都にやられたのでした。続く。