おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

続・北国における春の訪れ方

 青森県が北国であるということに異論のある方はいらっしゃらないでしょう。では、福島県ってどうなんでしょうか?東「北」地方に属する県なので、ぎりぎり北国でしょうかね。春はどのように訪れるのでしょうか。

 

 前回の記事で、津軽のような北国では、春の花は一時に咲き、それこそが春の訪れ、というようなことを書きました。そして、書きながら大昔の大河ドラマ独眼竜政宗』で聞いた、福島県三春町についてのナレーションを思い出していました。

 三春町は伊達政宗正室愛姫(めごひめ)の出身地です。大河ドラマでの愛姫役は、少女時代は後藤久美子ちゃん、成人後は桜田淳子ちゃんが演じていました。

 ナレーションはだいたいこんな感じ。

「愛姫の出身地・三春は、梅、桃、桜、春の花が三つ同時に咲く。そのことから三春という」

 この由来を聞いて、「なんと美しい地名だろう」と思ったことを覚えています。そして、「愛姫」と書いて「めごひめ」、こちらも本当に可愛らしい名前だと感心したものです。演じた二人の女優さんもめごかったねぇ。

 そして、今回新たに知った美しいウンチクがあるのです。

 三春の名前の由来を念の為に調べていたところ、有名な「三春滝桜」の名付けの由来も、偶然目にすることになりました。私は、三春滝桜は、枝垂れ桜の、下に向かって流れるように咲く様からそのように呼ばれるのだろうと、勝手に思っていたのです。それは勿論その通りでもあったのですが、もう一つ。なんと、三春滝桜のある場所が、三春町大字滝字桜久保という住所なのです。「滝」という地域にあるからの「滝桜」でもあったのでした。

 姿の美しいものは名前までもふさわしくあるものだと、目をみはる思いがしたのでした。では。