おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「東京旅行」に行けるのは地方人だから

 「東京には名所旧跡や美術館がいっぱいあって、いいなあ東京の人は」、そんな風に思っていました。つい最近まで。

 でも、突然ハッと気付いたのです。

 「人は身近なものは粗末にしがち。目に入る物いちいちに、わー!なんて心躍らせられるのは、旅行者の目で見ているから。東京に住んでいたら、青森県民である私が感じるような、『東京スゴーイ!、カンドー!』なんて心境にはなれないはず」って。

 そうなんですよー、タイトル通り、「東京旅行」に行けるのは地方人の特権なんです。東京の人は、日本でも屈指の観光地・東京に旅行出来ないって事なんですよねー。

 

 例えば、

 

 湯島天神の梅祭りを見終えて、ホテルへ戻ろうと通った道で目に入った上の掲示

 今回の旅行は夫との二人旅だったのですが、私たちはどちらも、こう言った「いわれ」の類いが大好きなので、立ち止まってああだこうだ言いながらじっくりと読み、そして写真にまで撮ったわけです。

 

 「へー、切り通しってそういう意味なんだ」とか、

 「湯島の白梅って、なんか聞いたことあるね」とか、

 「石川啄木がここを通ったんだって」とか、いちいち感心しながら。

 

 たぶん東京に住んでいたら、こんな掲示には目もくれないと思うんですよ。地方人だからこそ味わえる旅の喜びだと思うんです。ああ、地方に生まれ育って良かったー(たぶん)

 

 さて、今日書きたかったことは以上なのですが、ダジャレが登場していないですよね。代わりに、今日は、写真で最後の落ちを付けたいと思います。

 

 皇居にて。夫と二人、「こんな梅は見たこと無い。凄いね、この色」なんて興奮しながらそれぞれに写真を撮って、ふと、木の根元付近を見ましたら、

 

 

 はい、見事な「ボケ」で締めました。では。