おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

時代は黄色いリンゴ?

 昨日、久しぶりに温泉(自宅から車で7分、入浴料380円)に行きました。のんびりと湯船につかっていたのですが、見ず知らずの他人様の会話に聞き耳を立ててしまいました。内容が興味津々だったもので。その内容とは、ずばり「リンゴ」について。

 私は趣味程度に知人のリンゴ畑にお手伝いに行っているのですが、気ままな「手伝い」の身分とはいえ、やっぱり「今年のリンゴの出来」には無関心ではいられません。その方達は本職のリンゴ農家のようでしたが、途中からは素人の私もちょっと会話に混ぜて貰ったりして(おばさんならではですね)、次のような現場の生の声を聞くことが出来ました。

 ・今年は豊作だ。そしてその割には値段もいい。

 ・とにかく大きい。知らない人は「大きいならいいじゃない」と言うが、大玉は値段が安くなる。中玉が一番いい。

 ・あまり大きくて、もぐのが大変。両手でもぐから、時間がかかってしょうが無い。

 ・今年のリンゴは酸っぱみがあまりない。でも味はいいね、美味しいよ。

そして、一番ビックリしたのが、

 ・タレントの王林(おうりん)ちゃん人気で、今年は王林が売れてるって。

 

 へー、そうなんだぁ。私は酸っぱいリンゴが好きなので、黄色いリンゴはちょっと物足りないんですよね。王林もシナノゴールドも・・・。でも、二、三年前から耳にしている黄色いリンゴにまつわる噂がありまして、それは、

 「群馬名月って、美味しいっきゃ(美味しいよね)」という津軽人の言葉です。リンゴにうるさい津軽人が、しかも他県で生まれたリンゴを絶賛するのですからよほど美味しいのでしょう。まだ食べたことがないのですが、これはちょっと食べてみたいかも。

 赤いリンゴは、綺麗に真っ赤に色づいているかどうかで値段が左右されます。それに比べると黄色いリンゴはあまり着色を気にしなくてもいいぶん、生産者にとって作りやすい、らしいです(と、聞いた気がします)。

 私の耳学問が正しければ、生産者にとっても消費者にとっても、黄色いリンゴの需要はこれから高まっていくかも知れませんね。

 

 今日は午後から知人のリンゴ畑に行ってきました。知人のところはちょっと作業が遅めで、現在「ふじ」の収穫の真っ最中です。確かに今年のリンゴは大きくて、いつもより「リンゴもぎ」が難しい。と言うのは、片手では落っことしそうになる大きさなのです。落とさないように両手で慎重に作業する場面が多いのです。でも、確かに豊作という手応えはあります。皆さんどうぞたくさん召し上がって下さいね。

 

 帰宅して、晩ご飯を食べながらNHK青森の天気予報を見ていて気がつきました。

  気象予報士さんの使っている指示棒の先端、黄色いリンゴなのです。えー、いつから?他県の方は「ミカンじゃないの?」と思われるかも知れませんが、ここは青森県。それは無いです。絶対、黄色いリンゴです。私が知らなかっただけで、王林ちゃん人気によらず、既に時代はリンゴと言えば黄色なのでしょうか?

 まあ、黄色だろうが赤だろうがリンゴはリンゴです。皆さん色々食べ比べてご覧になって、自分好みのリンゴを見つけていただければと思います。でも、産地は「青森県産」でお願いしたいです(笑)。

 ちなみに、上の写真の編み目のついた青森県地図を指しているのは、NHK青森の気象予報士阿見さんです。では。