おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

ネタは無いが、書くだけ書いてみるか

 しばらくブログの更新が滞っていました。一応記事を書く際には、コレ!と中心テーマを決めて書き始めるのですが、めっきりネタが無いのです。楽しみにして下さる読者のため、そして何よりも自分の張り合いのため、何かブログネタが降ってこないものかと、「夜も眠らず昼寝して」待っていたのですが、全然駄目です。しょうが無い、書かないよりまし。テーマも無いままに書いてみることにします。

 

 最近は知人の林檎畑に「実すぐり」のお手伝いに通っています。手伝い始めて三年目ですので大分慣れてきて、知人から「上手になった」とお褒めの言葉を頂きました。ところが残念な事に、腕が上がるに反比例して新鮮さは無くなる物です。写真を撮っても同じような絵面だし、新しい発見もないし。

 「実すぐりのことをブログに書いても以前と同じような内容になるし・・・。ネタが無いよなあ」

 去る土曜日も、ブログを更新していないことに悩みつつ、手伝いを終えて帰路につきました。車を運転しながらラジオを聞いていました。

 

 『静岡県森町のトウモロコシ畑で、収穫を目前にした人気品種「甘々娘(かんかんむすめ)」約3,000本が盗まれた』

 

 このニュースを聞いた瞬間、二つのことが頭に浮かびました。

 一つ目 こりゃあ、農家の人もカンカンだあ!というダジャレ

 二つ目 最低だ!泥棒の中でも農作物を盗む奴は最低だ!

 運転しながら、まず一つ目のダジャレについて、ブログネタにならないか考えを巡らしてみました。でも、どうにも内容が膨らんでいきません。これは無理だと諦めました。一旦、「ブログネタ探し」から離れ、思考は作物泥棒のことにうつりました。

 青森県でも、リンゴの収穫の時期にはリンゴ泥棒のニュースが流れることがあります。木箱に入れて畑に積んで置いたリンゴを持っていく省エネ型の泥棒もいますが、中には「甘々娘」泥棒と同じく、木になった収穫時のリンゴをごっそりともいで行く、手際のいい奴もいます。省エネ型にしろ手際良し型にしろ、恐らく犯人は農業に心得のある奴でしょう。収穫を迎えるまでに、どれだけの手間をかけてきたか。気温が低いといっては心配し、風が強いといっては不安に駆られ。そうやって育ててきた作物を収穫目前で盗まれる悔しさ。犯人だって分かっているはずです。

 また、私は「リンゴもぎ」が大好きで本当に楽しい作業なのですが、きっと本職の農家の皆さんにとっても、きつく苦しい作業ながら、一番楽しく喜びのある時だと思うのです。泥棒が元農家であるならば、見つかる心配をしながら、大急ぎでよその畑からもぎ取るトウモロコシやリンゴ。当然、かつて知った収穫の喜びなどあるはずもないでしょう。最低だ!と憤ると同時に、どこかやりきれないような思いも浮かぶのです。もちろん、窃盗犯に対して「収穫の喜び」なんてことを持ち出す私が「甘ちゃん」であることは分かっています。「甘々(あまあま)娘」ならぬ「甘々お婆」と、久しぶりのブログ更新に免じて許して頂ければと思います。

 

 あらっ、こうして書いてみると結構な字数いきましたね。書いてみれば書ける物なのかも。

 寝っ転がって「ネタ待ち」しているより、とりあえずパソコンの前に座るって大事かも知れません。「実すぐり」で育てるリンゴと違って、「下手な鉄砲も」方式もいいかもしれません。がんばろうと思います。では。