おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

『ほっとけ煮』、ゼヒゼヒ

 すでに本放送は終了したのですが、NHK Eテレで『やまと尼寺精進日記』という番組がありまして、現在は再放送を視ることが出来ます。私は本放送の時は楽しみにしていてよく視ていたのですが、再放送は、偶然視れば視る、といった程度です。

 まだご覧になったことがないという方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?ほのぼのとしますよ。お料理好きな方には特にお勧めです。

 

 ちょっと前に、偶然見たその番組で、ご住職さんが

 「私、これが好きなのよ~。ほっとけばいいから『ほっとけ煮』って言うの」

とおっしゃりながら、手際良くお作りになったお料理があります。とても簡単なお料理で、どのぐらい簡単かと言いますと、たった一回見ただけで私でも作れると思ったほど。皆さんにも作り方をお教えしますね(偉そう、笑)

 

 大きなお鍋に、ザクザク切った白菜を一株、全部入れる。その上に適当に切った椎茸も入れる。味醂とお酒をそれぞれ、3~4周程度、グルグル注ぐ。蓋をして弱めの中火で15~20分程度煮る。さらに適当に切った油揚げも入れて、いい感じになるまで煮て、完成。

 

 ちょうど買い物に行った先で、小振りの白菜と小振りの椎茸が安かったので、作ってみました。私は一人なので、白菜は半分、椎茸は1パック、油揚げ2枚です。千切り生姜も入れてみました。

 

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 写真は、昨日の夕飯に食べた後の残った分です。あまりの美味しさに、自分でもビックリするほど食べてしまいました。本当に美味しいのです。

 最初はそのまま、うっすら甘みのついた出汁の味で頂きます。わー、美味しい。味醂とお酒(私は料理酒です)だけで、こんなに味があるの?と驚きます。

 半分ぐらい食べたところで、味変でお醤油をかけます。すると、ご飯にピッタリの味付けになり、食べ飽きない美味しさ。私はご飯は思いとどまったものの、『ほっとけ煮』はおかわりして、鍋半分(白菜四分の一株)食べてしまいました。

 何回も書きますが、そのままでも十分美味しいのですが、お醤油や七味唐辛子など、各自のお好みで味を調整できるので、若い方にも喜んで頂けるかと思います。3、4人家族でしたら、ぜひご住職さんのように白菜一株、行ってみて下さい。

 

 さて、最後になりますが、私がこのお料理を皆さんに紹介したいと強く思った真の理由を明かしたいと思います。

 それは、ネーミング!

 お寺さんで作った料理が、ほっとけ(仏)煮!上手い!

 ダジャレ好きとしましては、これを紹介せずにいられましょうか。

 というわけでこのお料理、食べて美味い、聞いて上手い、真に結構な一品なのですよ。では。