7日の拙ブログでジャネット・リン選手について書きましたところ、ブックマークで「知らなかったーー!!!カルピスしか覚えてなーい」というコメントを下さった方がありました。
そうそう、カルピス!
ジャネット・リン選手がCMに出てました。それから、オズモンド・ブラザーズとか。昔のカルピスのCMは英語ネイティブの方を起用していました。その頃、何も知らなかった私は特に強い印象も無くみていたのですが、ある秘密を知ってしまった今では、その当時の撮影現場の騒ぎを想像して思わずニヤついてしまうのです。さて、その秘密とは・・・。
なんて思わせぶりをする程でもない、割とよく知られた話かも知れません。
私達日本人は「カルピス」と「ル」を明瞭に発音していると思うのですが、「L」と「R」の発音の違いがある英語ネイティブの耳には微妙に違って聞こえるのだそうです。なんと聞こえるか、「カウピス」、つまり「牛のオシッコ」と聞こえるのだとか。
そのため、初めてカルピスを飲んだ英語ネイティブは、「これは何という飲み物ですか?」と尋ねて「カルピス」と聞いた途端、吐き出しそうになるのだとか。
ジャネット・リン選手はともかく、大人数で小さい男の子もいたオズモンド・ブラザーズ、「カウピス、カウピス」と大笑いと悪ふざけの嵐だったのではないか。そんな風に想像してしまいます。
ちなみに、外国でもカルピスは人気の飲料だということですが、誤解を避けるために「カルピコ」という商品名で売られているそうです。
もう一つ、似たような話で「ポカリスエット」があります。スエット=汗なので、なぜ飲み物の名称に「汗」なんて不潔な単語を使うのか、英語ネイティブには理解不能、とても気持ちの悪いネーミングらしいのです。
何十年も前ですが、私は実際にアメリカ人から次の様に言われました。
「ポカリ?誰?ポカリさんの汗?ウェッ」
ご丁寧に、「吐き気がする」のジェスチャー付きでした。
和製英語のとんちんかん振りはしばしば耳にしますが、あまりにも普段の生活に馴染んでいると、疑うこと無く使ってしまいます。知らず知らずネイティブの前で、冷や汗ものの発言をしていることもあるでしょう。
でも、しょうが無いですよ。輸入した言葉を臨機応変に使うのが日本人の得意技ですし、第一、世界中の全ての言語に差し障りの無い言葉だけを使うなんて無理なことですもの。私達は私達の言葉を自由に適切に使う、それでいいのではないかと思うのです。オズモンド・ブラザーズのあの小さい男の子も言ってましたよね、イエス、カルピス!
では。
カルピスについて、こちらの記事もどうぞ。
chokoreitodaisuki.hatenablog.com