二週間以上もブログを更新していませんでした。理由は色々あるのですが、一番は、やっぱり「怠け癖」ですね。書いていないと書けなくなるというか、モチベーションも減退するというか。「ああ、ブログ・・・。まあいいかあ」そんな感じでした。
でも、更新を楽しみにして下さっている読者もいらっしゃるし、何より、自分の生活の張り合いとして、ブログは頑張ろうと思っていたはず。書かねば、ネタは無いけれど書かねば、そう思って、今パソコンの前に座っています。
「継続は力なり」というフレーズは知っていても、実感することはあまり無い人生でした。なぜなら継続して何かを頑張った事が無かったので。逆に、「積み重ねない努力は、崩れ無い」は本当で、特に何かで挫折したり、あるいは「力の衰え」を実感したりするようなこともなく、まあ、ダラダラとした日々を過ごして来たわけです。
ところが。
ここに来て「記憶力」の衰えが凄まじく、「続けないと出来なくなる」を実感させられているのです。二つ、具体的な例をあげたいと思います。
一つ目は「手編み教室」でのことです。冬物のアランセーターをゆっくり編んでいるのですが、今週、先生から次の様に言われました。
「このセーターの袖付けは、春に編んだカーディガンと同じやり方ですから、大丈夫ですね」
ドキンとしました。だめだ、忘れてる。絶対思い出せない。とりあえずまだ先の事なので、「はい」と誤魔化し返事をしてしまいましたが、その時が来たら、
「スミマセン、忘れました。もう一度お願いします」確定なのです。
二つ目。これは本当にショックでした。
今年初めての「焼き茄子」を作ろうと思ったのです。作ると言っても、魚焼きグリルで焼いて皮を剥くだけなのですが。
洗った茄子をふきながら、「あれ?茄子って皮に少し切れ目を入れるんだったけか?なんかそういう記憶があるような・・・」
薄ボンヤリとした記憶なので、多分不要だろうと判断。そのままグリルで焼いていたところ、「ボンッ」という爆発音が。そこでハッキリと悟ったのです。
・そうか、この爆発を防ぐために皮に切れ目を入れてたんだ
・第一、切れ目を入れて「丸ごとの茄子」を料理するとしたら、「焼き茄子」しかないじゃないか
悲しいのは、この期に及んで「茄子の皮に切れ目」の件は、思い出したのではなく、考えて結論に至ったという点なのです。今までに何十回と作ってきた「焼き茄子」なのに、およそ一年の空白で大事なポイントを忘れてしまい、思い出すことさえ出来なくなってしまったのです。
「継続は力」は、若い人の場合は「力を伸ばす」という意味なのでしょうが、この年になると「今まで出来ていたことが、これからも出来るように」、物事を継続して行かなければならないのだと考えさせられました。特に、お料理はサボっていると本当に出来なくなってしまうと実感しているので、面倒がらず、頑張らなければと自分を励ましているところです。
そしてこのブログも、「継続は力なり。書いていれば、書ける」と信じて、続けていきたいと思います。ブログもお料理も、続けていればそれなりに「私の味」が出てくるだろうことを期待して。
読者の皆様も、「購読は力なり」、そう信じて(?)宜しくお付き合い下さい。では。