今秋、弘前市はコロナ・クラスターが発生したため、各種イベントが中止になりました。弘前公園を会場に行われる予定だった『菊と紅葉祭り』も当然中止です・・・。
今年は特別企画で、公園内の植物園で大がかりな「フラワーアート」がお披露目される予定でした。せっかく準備して来たのに・・・。あまりにも勿体ないからでしょうね、『祭り』は中止になったもののお披露目はしようと言うことになりました。そうよね、せっかくだもの、300円という入園料を払って、初めて植物園に行ってきました。
人工物みたいな、美しいもみじです。さすがは「植物園」と思いました。いきなり気分こうようです。
菊人形って、なんだか不吉な感じがするんですよね~。何でかな?と考えてみたんですけど、思い当たるのは映画『犬神家の一族』のせいですかね~。
『菊船』というタイトルがついていたんですが、やっぱり不吉な感じがします。この後、自害でもしそうじゃないですか。黄色のヘルメットを被っているのは「たか丸くん」という弘前市のゆるキャラですが、場違い感は否めないです。浮いてますよね、船だけに。
こちらが今年の『祭り』の目玉企画になるはずだったフラワーアートの一つ、タイトルは『昇天竜』です。来場者は「アー」と声が出たことでしょう。うまい!座布団一枚、笑点流のオチです。
もう一つのフラワーアートです。タイトルは『りんご姫』。使用した菊の花は25種類・約1200本。ドレスの裾の部分に使用しているのは摘果りんごで、約1万個だそうです。
摘果りんごというのは、良いリンゴをつくるために、邪魔になる実を摘み取ったものなのですが、こんなところで活躍することになろうとは。摘果りんごも嬉しかろうというものです。これはちょっと、「よき・こと・きく」という、『犬神家』の家宝のような発見でした。
さあ、摘果りんごの適材適所の活躍を見た後は、駆け足で園内を散策することにします。遅く家を出たので閉園まであと30分しかない。さあ急げ!
自分で自分にハッパをかけたのでした。植物園だけに。続く。