おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

『刑事コロンボ』を視ています

 毎週水曜日の夜9時から、NHKBS3で放送されている『刑事コロンボ』シリーズ。勿論、再放送です。調べましたら、制作は1972年でした。

 懐かしさと面白かったなあという記憶から、楽しみにして第一回放送を視た時はちょっとスローテンポ過ぎて、「あれ?刑事コロンボって、こんなんだったけ?」と肩すかしを食らった感がありました。ところが、なんとなく第二回、三回と続けて視ていくうちに癖になってしまい、すっかり毎週水曜日の夜のお楽しみとなりました。

 いやいや、内容は毎回ヒドいもんなんですよ。コロンボ刑事が偽の証拠を犯人に提示してまんまと自白させたり、物証がないのに罠に掛けるようなやり方で自白させたり、今だったら許されないようなアラがしばしば目につきます。でも、面白いの。

 登場人物の台詞がゆっくりで聞き取りやすい。(年のせいか最近のドラマのボソボソ早口は聞き取れないことがあるんです)

 昔と今の違いが随所に見られ、懐かしくも興味深い。(例えば、コロンボはじめ、登場人物達のタバコが凄い。いつでもどこでもスパスパ)

 懐かしいスターが登場。(昨日は、あの『ミスタースポック』が出てましたよ。勿論、地球人として)

 そしてなんと言っても、追い詰められていく犯人の心の動きの面白さ。(こういうところは50年という月日が経過しても、人間の変わらないところですね)

 

 どんなに頭脳明晰な人間が練りに練った計画であろうとも、必ずほころびはある。犯罪に限らず、科学技術などの例を考えてみても、人間が関わる限り「絶対」はあり得ない。そういった事をつくづくと考えさせられる、そんな面白さがこの番組にはあるように思います。

 

 話は変わります。

 車でラジオを聞いていると良く耳にするCMで、リスナーの面白投稿を紹介するのがあるんです。

 「先日、あるお店の前を通りかかると、張り紙がありました。急用で2時間休みます。・・・何時から?」(ここで爆笑)。そうですよね、いつから休んでいるかわからなければ意味がないですよね。こういうミスといいますかウッカリは、あるあるという感じがしますね。でも、それが笑いになるということは、実はあるようで無いからではないか、そんな風にも考えたりしていました。

 今日、あるお店の前を通りかかりました。ドアノブの所に小さなメモが張ってありました。

 「1時間ほどで戻ります」

 人間のついウッカリ、やっぱりあるものですね。完全犯罪は不可能だと言われるのももっともだと思います。

 そう言えば、人間は不完全な存在だと言っていたように思います。いや、うちの神さんがね。では。