この写真は2月14日、JR弘前駅で撮影したものです。紙製の「絵馬」が大きなリンゴ一面に貼られていました。「なんで、えま頃なの?」とおっしゃらず、お読み下さい。
この日は単身赴任先から帰る夫を迎えに行きまして、少し早く駅に着いたので、こちらの「絵馬」をじっくり読ませていただいたのです。
2月という時節柄そして必勝祈願ということで、ほとんどが「合格祈願」のものでした。高校受験や大学受験、国家試験や資格試験など、自分自身の合格を祈るものから、家族・先輩、なかには「弘前市内の中学生皆が」といった自分以外の誰かのために祈るものまで、さまざまな願いの形がありました。
そして、それら日本人の願いに混じって、外国からの旅行者が書いたと思われるものもいくつか見受けられました。英文で書かれたものも漢字で書かれたものもありましたが、「これは外国の方が書いたものだ」とすぐに見分けがつくのです。なぜなら、「願い」の内容が違いすぎたから。
こちらのズームをご覧下さい。
「香港人は今人道主義に背く災難と立ち向かっています Fight for HK」と書かれています。「光復香港」と書かれたものも何枚か目に入りました。
帰ってきた夫と駐車場に向かいながら、次のような話をしました。
「願い事が自分の身の回りのことって、平和だってことだよね。日本って幸せな国だよね」
皮肉でも何でも無く、本当にそう実感していました。
あれから一ヶ月。もしも今「神様への願い事を書いて」と言われたなら・・・。本当に人生、一寸先は分からないものです・・・。では。