一週間程前に撮影した写真です。秋ですね~。
青春・朱夏・白秋・玄冬というように、秋には白という色があてられていますが(五行思想というものらしいです)、確かに秋の日差しは白っぽく感じられますね。写真のようにススキの白い穂が風の中で輝いたりしていると、正に白秋!
以前に書いた事があるのですが、私は白髪頭です。自分で自分の頭は見えないのが残念ですが、私の頭も秋風の中、ススキのように白く光を反射したりしているのかな?人生の秋っていう感じで、それもまた一興ですね。
ただ、頭が白くなると言っても、外側、つまり白髪はなんてことはないのですが、頭の中が白くなる=物忘れは困ります。最近はちょっと記憶力に自信がなくなってきて、人生の秋は「諦めのアキ」といった弱音も出てしまうのです。
「幽霊の正体見たり枯尾花」。尾花とはススキのことで、恐い恐いと思っていると、枯れた雄花が揺れる様子まで、まるで幽霊のように見えてくる、というような意味ですね。
老化を自覚することも大切だとは思いますが、あまり先行きを怖がらず悲観せず、「秋は実りの秋でもある」と、前向きに日々を過ごしたいものです。幽霊の正体が枯尾花であるように、案外、老化もどうということもないものかもしれないのだし。
プラス思考の自分に、自分でハクシュウ(拍手)をおくりたいと思います。では。