おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

朝早く目覚めてしまう 1 

 年を取ればヒトは老化するものだと頭では分かっていても、実際に年を取ってみて初めて分かる、驚愕の老化現象があるものです。しかも、かなりあるのです。

 

 若い頃は、本当によく寝るヒトでした。長時間眠るだけでは無く、寝付きもたいそう良かったので、「いつでも、どこでも、誰とでも」なんて、変な冗談を言ったりしていました。休日は朝寝坊が一番の楽しみだったような気がします。

 そんな私でしたが、ここ3、4年のことです。朝、3時、4時台に目が覚めるようになったのです。早寝ではありません。寝るのは毎晩12時前後なのですが、それでも、3時・4時に目が覚めてしまうのです。昼寝をしようがしまいが、関係無しです。ホルモンの影響なんでしょうね。人体の不思議です。

 

 今朝も4時半に目が覚めました。日によっては二度寝が出来るときもあるのですが、今日の目覚めは、「こりゃダメだ」タイプ。起きることにしました。そして、「草引き」をすることにしたのです。

 我が家は「草取り」をするほどの地面は無く、隣家との境界や裏の「屋根雪落ちるところ」などの砂利を敷いた部分に、雑草が顔を出すのです。

 ふふっ、実はこの日が来るのを待ち構えていた私なのです。今日の私はひと味違うよ、待ってろよ、雑草どもめ~。

モンブラン 草取り一番 スーパーハード 215MM

 写真の商品とはちょっと形状が異なるのですが、先日包丁を研いでもらいに金物屋さんにいった際、店先にこの『草引き』なるものを発見し、ものは試しと買って置いたのです。そして、先日の雨で地面は柔らかくなっており、絶好の「草引き日より」。朝の5時から雑草を引き始めた私です。

 凄くな~い?偉くな~い?亡き母も、草葉の陰でさぞやお喜びのことでしょう。

 やっぱり、道具って大事ですよ。やってて楽しいもの。スギナやタンポポの頑固な根っこが、ブチッと途中で切れはするものの、結構な長さで抜けたときの爽快感。名も知らぬ雑草が、小さな葉っぱに似合わない意外な長さの根っこをつけてスポッと抜けたときの充実の手応え。「草引き」には「草取り」にはない、文字通り「手応え」というものがあるのです。さらに、今朝の「草引き」にはもう一つの楽しい手応えがありました。

 狭い狭い土地ですが、生えてくる雑草の種類はそれなりにバラエティに富んでおり、しかも入れ替わりがあるのです。常に生える雑草(代表スギナ)もありますが、前回までは見なかった草が勢いよく丈を伸ばしていたり、ちゃっかり広範囲に勢力を伸ばす小さな葉っぱがあったり。そして、今日、砂利の間から顔を出していた、恐らくイネ科と思われる草は、沢山の仲間と生えていたのですが、軽くつまむだけでスポスポといとも簡単に抜けるのです。楽し~い!なんでしょう、この手応え、この快感。

 早起きは三文の得、とか言いますが、働いていないのであれば、「眠れない」と布団の中で寝返りを繰り返すより、思い切って起きてしまうというのもアリですね。日中眠たくなったら、昼寝という手もあるのですから。

 でも、お仕事をされている方は、横になっているだけでも体は休まるのですから、時間までお布団で過ごされることをおすすめします。お昼寝、出来ませんものね・・・。

 

 さて、スポスポと手に楽しい草引きですが、限りある面積だから楽しいなどと言っていられるのでしょう。広いお庭や敷地の方は、一雨の後の草取り、本当に大変でしょうね。体をいたわりながら、なさって下さい。

 私も超狭い土地ですが、ほどほどにしておきました。せっかく草葉の陰で母が喜んでいるのに、草葉をすっかり無くしてしまうわけにもねぇ。少しはホットケということで。では。