6月末、上野の「東京都美術館」では「クリムト展 ウィーンと日本」が、六本木の「国立新美術館」では「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」と題された展覧会が、それぞれ開催されていました。せっかくの機会なので両方見ることにしました。旅行三日目は上野へ。新美術館へは翌日行くことにしました。
↓ 過去記事に「上野、大好き」と書きましたが、何回行っても発見があります。
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今回の上野恩賜公園はと言いますと。
蓮がやっと、2、3輪咲き始めていました。私の今年の初蓮です。
五條天神社の茅(ち)の輪。「茅の輪くぐり」という言葉は知っていましたが、本物を目にしたのは初めてです。
花園稲荷神社の鳥居。稲荷神社の赤い鳥居は、独特の妖しいムードがありますね。
さて、いよいよ旅の大きな目的である「クリムト展」です。
クリムトの本物を見るのは初めてです。大好きな画家なのでとても楽しみでした。なぜクリムトに惹かれるのか、分かっています。
↓ こちらにも書きましたが、私はとにかく「金」が大好きなんです。
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クリムトの、金を多用した装飾的な画面、衣装や背景の不思議な、それでいてモダンな模様、艶やかで上品な色遣い。どれも私の好みのドストライクで、若い頃から大好きでした。ただ、最近は「ちょっと飽きたかな」感があって、人の好みも年とともに変わっていくものなんだなと、そんな変化も含めて面白いものだと思っている今日この頃。
そんな中で見た本物のクリムト。
感想はですね、率直に言って、「画集でいいかな」ってところです。理由はよく分からないんですが、いつも美術館で思う、
「やっぱり本物は違うな」、「やっぱり本物じゃ無いと分からない部分ってあるんだな」
が、無かったんですよね。
私の目があまりにも素人だからなんでしょうか、「ポスターみたい」に見えたんですよね。同行した知人は、自分でも絵を描くの人なのですが、「クリムトのデッサンは凄い」と言っていたので、見る人が見れば、見応えのある展示だったのだろうと思います。
まあでも、私は私に付いているこの二つの目でしかものを見られないのだし、各人各様の感想があるからこうやってブログに書く意味もあるのだろうし。素人は素人なりの、分からなければ分からないなりの「楽しみ方」をしたいと思うのです。さあ、明日も見るよ。初めての「新美術館」。それも楽しみ。なんたって場所は六本木です。では。
※青森県には「三本木」という地名がありまして、青森県民には、「六本木って、三本木の倍以上、にぎやからしい」という言い伝えがあるのです。