おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

節約では無く、一種の冒険としての0泊3日

 「そうだ!東京へ行こう、行けばいいんだ!」と思いまして、行って参りました。往復、夜行バスを使っての0泊3日弾丸ツアーで。

 一昨日の夜の11時40分に弘前を発ちまして、昨日の朝9時に上野着。午前中は『東京ステーションギャラリー』、午後は『東京都美術館』。美術館を二つハシゴして、夜の8時30分に上野を発ち、今朝5時過ぎに弘前に帰ってきました。

 利用したバスは弘南バスの「パンダ号」という夜行バスで、これがですね、二人がけのカチカチの椅子で、多少はリクライニングするものの、ほとんど座った状態で寝るか、平日は空いているので、二人分を独り占めして各自の工夫を凝らした姿勢で寝るかというバスなのです。取り柄は安いところですね。往きは4,500円、帰りは5,000円でした。もう少し料金の高い、3列リクライニングシート・カーテン付きという夜行バスもあるのですが、私はそちらの方がかえって腰が痛くなるのです。私は好きでパンダ号を選んだのです。

 

 そもそも、なぜ「東京へ行こう」と思ったかといいますと、東京でしか手に入らない「こけし」がどうしても欲しかったんです。今月20までの限定品の。そして、友達には物好きだと呆れられましたが、「0泊3日弾丸ツアー」というものもやってみたかったのです。だって、私の人生ではいつだって今日が一番若い日で、体力・気力はあって腰痛はないし、それに、仕事をやめて無職の現在、疲れ切って帰って来たとしても、好きなだけゆっくり休めるのです。素晴らしい無職の特権!(でも、無職はお金が多少不自由ですが・・・)

 ということで、0拍3日・私の東京旅行記にお付き合い下さい。

 

 まず、買ってきた「こけし」の可愛らしさをご堪能下さい。ホントに可愛いの。可愛いでしょ?可愛いはず。可愛いに違いない。

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 東京駅構内にある「東京ステーションギャラリー」では、20日までの会期で『岸田劉生展』が開催されています。あの『麗子像』で有名な岸田劉生です。劉生が娘・麗子を描いた肖像画は何点もあるのですが、一番有名なのはあの毛糸のショールを肩にかけてうっすらと微笑みを浮かべた麗子ですね。上のこけしはその麗子像をもとにして制作されたものです。

 しばらく前、テレビの番組でこの「こけし」が紹介されました。見た瞬間、私の中を衝撃が走りました。

 「私だ!これは私だ。正確には30年前の私だ!」

 ちなみに、私が今までに似ていると言われた有名人は、山口小夜子玉置浩二ドキンちゃん等です。

 その時、私が視ていた番組は録画だったので、一時停止にして写真に撮り、家族・友人にみせたところ、「似てる、似てる」の大合唱状態でした。

 もう、買うしか無いでしょ。ただ、ステーションギャラリーは、ショップのみの利用は出来ず、購入するためには展覧会に入場しなければならないのです。これは人に頼むより自分で行くべき、そう思いました。

 そうやって手に入れた念願の「こけし」です。可愛くないわけがない。そうでしょ?可愛いでしょ?可愛いと言って!

 『岸田劉生展』は見応えがありました。会期の終わりが近いため結構、混んでもいました。ただ、一人の画家だけの作品展をみるのは初めてで、絵については全くの素人でただ自分の好き嫌いだけでみているからのなのか、ちょっと飽きては来ました。特に後半は疲れても来る上に、岸田劉生の絵も手抜き感が出て来て・・・。みる人がみれば、あれはあれで何らかの境地がうかがえるものなんですかね。

 ただ、素人目にみても、色々な技法を次々と自分のものにしていく劉生の「天才」は感じました。

 

 さて、今回の東京行きにあたり、もう一つ予定した「東京都美術館」で開催中なのは『コートールド美術館展』です。これも弾丸ツアーを決心させた、もう一つの理由です。こちらについては次回、詳しく書きたいと思うのですが、一言だけ、

 「みんな~、行って~。絶対行って。行くべき!」

 ということで、続きは次回。お付き合い下さいね。では。

↓ 今日のダジャレはこちらをどうぞ

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