おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

二日目 鋸山周辺の動植物

 私の旅の大きな楽しみに、青森県ではお目にかからない動物や植物に出会うこと、があります。なんと言っても、青森県は本州最北端という特殊な位置にあるので、一般的な日本の生態系とはちょっと違っているんですよね。例えば、私の故郷・下北半島では「ゴキブリ」を見ない、とか。

 ということで、読者の中には「見飽きた」と思われるものもあるかもしれませんが、青森県人、そして私にとっては珍しい、鋸山周辺で出会ったものを紹介したいと思います。「そんなものが珍しいのか」という視点でも、お楽しみ頂けたらと思います。

 

↓ 浜金谷駅ホームからの眺めです。椰子の木が、めっちゃ南国!いや~、日本、広いわ~。

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 私の故郷は港町だったので、魚を狙う鳥と言えば「ウミネコ」でした。下の写真は金谷漁港にあがる魚を狙っていると思われる「トンビ」です。青森県のトンビは1、2羽で空に弧を描きながら「ピーヨロー」と鳴く、のんびりとしたイメージの鳥です。

  こちらのトンビは「猛禽」感あります。トンビの「群れ」は初めて見ました。

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 アオスジアゲハですかね?青森県では見たことが無い気がします。

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↓ 「百尺観音」の周辺の、切り立った岩の壁に生えていた可憐な紫の花。人が植えたものでしょうか?

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↓ トカゲも初めて見ました。メタリックな美しさに見とれました。

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↓ カナヘビだと思います。青森県でも見ます。でも久々に見ました。

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最後の一枚がこちらです。

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 ロープウェーから山を眺めた時、「違う。青森の山とは何か違ってる」と感じました。多分「木」の種類が違うから、そう感じたのだろうと思います。

 小学校で「針葉樹」「広葉樹」って習いましたよね。この二つの他に「照葉樹」というくくりがあることを知ったのは、私は大人になってからだったと思います。学校で習った記憶が無いのに加えて、青森県には「照葉樹」は少ないからだと思います。ちなみに、照葉樹とは常緑の広葉樹のうち、葉が厚くツヤツヤした樹木のことです。椿の葉を思い浮かべて頂ければと思います。

 ロープウェーの窓から下を眺めているうちに「葉っぱが光っている木が多いな。ツヤツヤだなあ」と思い、「ああ、照葉樹なんだ。照葉樹も、あんなに大木になるんだ」と気づいたのでした。青森県で見るツヤツヤした葉っぱの木は、丈が低いんですよ。

 照葉樹の葉が厚い(クチクラ層が厚い)のは、落葉せずに冬を越すため、丈夫にする必要からそうなっているのだそうです。青森県では、広葉樹が葉を付けたまま冬を越すのは無理があるのです。雪は大量に積もるし、寒いし・・・。

 写真では、照葉樹の葉が太陽を照り返す様がお伝えできず、残念です。もし、このような森を目にする機会がありましたら、北国の方は「あれが照葉樹か」と、そのツヤツヤとした姿を楽しんで頂きたいと思います。

 以上、ちゃんと調べて書いてるんですよ。クチクラでまかせを言っているのではありませんよ。では。(続く)