先日、お友達に注意しました。「推理小説のようなメールを送らないで」と。
そのお友達から来たメールに、「今は現地です」とあったのです。「どこにいるの?」と返信したら、「家で洗濯中」との返事でした。???そう、彼女は「今は元気です」と打ったつもりだったんです。
また、会う約束をしたメールには「楽しみにしてあます」とあり、楽しみを持て余してしまうほど、楽しみなの?遠足の前日の小学生かい!と突っ込みをいれてしまいました。
おばさんになると、なんでこうなんですかね。そういう自分だって、メールは勿論、拙ブログでも打ち間違いや変換ミスはしょっちゅうで、お恥ずかしい。読み直してはいるんですよ。読み直してなお間違うのですから、おばさんの面目躍如といったところです。
30数年前、職場にコンピュータやファックスといった、文明の利器が進出してきました。見たことも触ったこともない機器に、緊張しながらトライしたものです。
友人が笑いながら自分の体験談を話してくれたことがあります。
「最初にファックスを使った時、『あら~、紙が戻って来ちゃいました』って言って、周りに爆笑されたの」
私自身の体験談としては、コンピュータ・ウイルスというものについて、
「それは誰かがウイルスの入ったフロッピーディスクをこっそり紛れ込ませて、知らないで使ってとか?」と、質問して爆笑されたことがあります。
こうしてみると、私や私の友人達は、おばさんになったからスマホやコンピュータに悪戦苦闘しているのではなく、若いときからどうもそれらとは相性が良くなかったみたいです。
私たち昭和生まれは、明治や大正の人間を、自分たちとは異なった次元、つまり『昔』の人と捉えていますが、平成や令和生まれにとっては、昭和はじゅうぶん『昔』なのでしょうね。文明について行けていない自覚を持ち、謙虚に学ぶ姿勢を持ちたいものであります。せっかく新しい文明の利器を買ったのに、「楽しみにして、余す」ことがないよう。では。