おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

テフロン加工を巡る勘違い

 暇に飽かせて、シフォンケーキを焼きました。(お花を添えて、ちょっと目くらまし効果を狙っています)

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 シフォンケーキは「シフォンケーキ型」という専用の型を使って焼きます。

パール金属 EEスイーツ テフロンセレクト 加工 シフォン ケーキ 焼型 21cm 【日本製】 D-4623

 この型がちょっとお高いんですね。なので、何年も前の事ですが、買おうかどうしようか、随分逡巡していました。買ってはみたものの、うまく出来なかったり、すぐに飽きて使わなくなったりしたらもったいない。そんな時、リサイクルショップで新品が格安で売られているのを発見。すぐに飛びつきました。テフロン加工の立派な型でした。

 ウチに帰って、嬉しさいっぱいのままにネットでシフォンケーキのレシピを調べました。そして、そのレシピにはご丁寧に、型を選ぶ際のアドバイスとして「テフロン加工はだめ」とあったのです。理由は、焼き上がったシフォンケーキは逆さまにして冷ますが、その際、テフロン加工はケーキが型にくっつかず、落下してしまうとのこと。そんな~。買っちゃったもの~。

 こうなったら仕方ない。とにかく焼いてみることにしました。最初の頃はちょっと膨らみが足りなかったり、切ってみたら大きな穴があいていたりという失敗もありました。でも、冷ましている間に落下すると言うことは最初から現在まで一度もありません。そのレシピを提供していた「お菓子研究家」の方は、きっと御自分でテフロン加工の型を試すこと無く、思い込みか又は受け売りで書いていたのだろうと思います。メーカーさんにはお気の毒な事でした。

 

 さて。テフロン加工と言えば、思いつくのはフライパンですね。実は、私もつい最近まで思い込みで、テフロンのフライパンの間違った使い方をしていました。鉄のフライパン同様、まず火にかけて十分熱してから油を入れ、それから材料を入れていたわけです。この、「十分熱する」、つまり空焼きをしてしまうと、テフロンのフライパンの寿命はとんでもなく短くなってしまうのだそうです。中火で少し暖めたら、油、材料をいれる、それが正しい使い方のようです。今度は長持ちさせたいと思います。

 「お菓子研究家」のテフロンに対する思い込みを批判しておきながら、そういう自分も間違った思い込みをしていたわけで、形無しとはこのことです。型を買ったにもかかわらず・・・。

 

 冷ましたシフォンケーキを型から外すときは、いつでもワクワクします。そして包丁でカットして断面を見るときのドキドキ。このワクワクとドキドキが、飽きっぽい私がシフォンケーキ作りは飽きずに続けている理由だと思います。

 さらにもう一つ、シフォンケーキの魅力を。それは材料費がかからないという点です。つまり、けーき・ふけーきに左右されないということなんですね。では。