世界に現存する古代オベリスクは30本。
その内7本がエジプトに、13本がロ-マに、残り10本が世界各地にあるのだそう。
(ローマの13本の内、7本がエジプト製)
はるばる海を越え、遠く遠く運ばれていったわけです。
そりゃあ、自分に絶対的な権力があって、オベリスクを見たならば「欲しい!」ってなりますわな。
カッコいいもの!
①巨大さ。大きいってそれだけで人を惹きつけるものがありますね。
②造形。高く高く屹立、先端の四角錐がダメ押し的かっこよさ。
③表面に彫られたヒエログリフ!漢字もそうですが、象形文字って、意味が分からな
くても、なにかドラマチックで、ただの記録文ではなく、秘められた「物語」があ
りそうな感じがしますよね。
以上、私的オベリスクのカッコよさを三点あげてみました。
ただ、エジプト側からすれば、世界に散らばるエジプト製オベリスクは「奪われた」ということなわけで。
誇らしげに立つローマのオベリスクも、歴史というものの二面性を象徴する記念碑ともなっていると言えるのではないでしょうか。
(ちなみに、「知ったかぶり」の事を津軽弁では「おべだふり」と言い、人に嫌われるリスクがあります。まさにオベリスクですね。)