大昔、テレビで『ブラザーサン・シスタームーン』という聖フランチェスコの生涯を描いた映画を見ました。
その時から、アッシジは憧れの街の一つです。行ってみたいなあ。
どうぞ、「アッシジには関わりのねえ事でござんす」と言わず、お付き合い下さい。
(どうです?このダジャレの懐かしさ。そう、往年の大ヒット時代劇、
『木枯らし紋次郎』ですよ。もし、若い読者がいたなら、ググるかスルーで)
聖堂の壁にはたくさんの素晴らしいフレスコ画が描かれているそう。
その中の画家の一人がジョット。画家で有り、建築家。
『荘厳の聖母』制作年は1310年頃、ウフィツィ美術館蔵
「西洋美術史上最も重要な作品のひとつ」なんだそう。
立体感ありますね~。きっと14世紀の人は「絵が飛び出して見える」って驚いたでしょうね。私が映画「アバター」に驚いたように。
フィレンツェのドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)。
脇に建設されているのが、高さ約84m、ジョットの設計による『ジョットの鐘楼』。
ルネッサンスの天才、ダ・ビンチ(1452~1519)はあまりにも有名ですが、なんで昔の芸術家って、皆さん何でも出来るんでしょうね。
この記事を書くために、改めて『荘厳の聖母』をじっくり見ると、おお!って感じですが、ウフィッツィ美術館で見たときは集中できなかった。回りにすごい作品がありすぎると、気が散ってだめ。「あれも見なくちゃ、これも見なくちゃ」の貧乏根性に火がついちゃうんだよね。
そんな中、妙に印象に残った絵があるんです。ジョットではないけれど。
その絵の話は次回。今回はその絵を語る序とします(ウマイ!)