10月21日の勝間和代氏の『はてなブログ』に、「アールグレイティーというのは、フレーバーティーの一種であって、茶葉の種類ではない」という記事がありました。
そうなんですよ。「アールグレイ」とは、紅茶にベルガモット(柑橘類の一種)の香りを付けた、香り付き茶葉のことなんです。私も大好きで、安いティーバッグを買って、ガンガン飲んでます。
そしてですね、たまの贅沢として楽しみに飲む、「アールグレイ」以上に好き・好き・大好きなのが、トワイニングのオリジナルブレンド、「レディグレイ」です。
だいぶ前に買って、空っぽなんですけど、空き缶をティーバッグ入れとして再利用中。おばちゃんだもの。
「レディグレイ」は、「アールグレイ」をベースに オレンジやレモンの香りもつけてあって、さらに、ヤグルマギクの花びらも入っていて、その青紫色がドラマチックな美しさなんですよ。
皆さんも、是非お飲みになってみて下さい。私も久しぶりに買っちゃうよ。
その際、「片岡物産」が販売元のものを買うのがお勧めです。トワイニングでは輸出先の「好み」や「水」、そして「販売価格」に応じたブレンド、クォリティーの茶葉を製造していて、やっぱり日本人にとっては日本向けが美味しい。ちょっとお高くなりますが、まあ、質の良さの証拠ということで。
「アールグレイ」とは、「グレイ伯爵」という意味で、「レディグレイ」とは「グレイ伯爵夫人」の意味なんだそうです。でも、私が「レディグレイ」と聞いて思い浮かべてしまうのは、ナインデイ・クイーン(9日間だけの女王)と呼ばれた、「レディ・ジェーン・グレイ」です。
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」ポール・ドラローシュ 1833年
去年の秋、東京・上野の森美術館で開催された「怖い絵展」の目玉だった作品がこちら。大人気だったようですね、展覧会もこの絵も。
謀反人として、メアリー一世の命によって、今まさに処刑されようとしているレディ・ジェーン・グレイ。16才・・・。テーマと、画家のこれでもか、と言わんばかりの「悪趣味」とが相まって、本当におどろおどろしい絵ですね。
さて。
恐ろしい絵を見た後のお口に直しに、お茶の時間としましょうか。ホットするひとときをどうぞ。
えっ、「ちゃんとしたティーカップで飲むべきか」ですか?そりゃ、ソーサー。