下北半島の東のはずれ、尻屋崎(しりやざき)と言えば、今や「寒立馬(かんだちめ)」で、全国区の地名度となっています。
海を背景に立つ寒立馬は、季節を問わず絵になるので、「写真撮りたいなー」と、弟が楽しみにしていたのでした。
ところが今現在、寒立馬の放牧は行われておらず、海から離れた牧場にいるとの事でした。
道路からその姿を見ることは出来るのですが、私達が訪れた時はずっと奥の方で草をはんでいて、残念ながら寒立馬の迫力ボディを観察する事は出来ませんでした。
私のスマホカメラではこれが精一杯。
そのかわり、遭遇したのがこちら ↓
寒立馬の牧場に間借りしているのでしょうか。正体はニホンアナグマです。
かなり遠くの地点から、弟が、
「何かいる!何か動いてる!」
と、目ざとく発見したのでした。
弟の動物好きは知っていましたが、人間、好きなものには敏感に反応するものだと、改めて思いますね。
寒立馬を目近で見ることは叶いませんでしたが、ラッキーなことに、灯台内部の一般公開がちょうど始まったところでした。窓口には先客が一人いました。
「やっとですよ。前に2回来てるんですけど、その時は公開してなくて。今回、三度目でやっと登れます」
その方の口振りからは嬉しさが溢れていました。よっぽどの灯台好きなのでしょう。世の中には色んな○○好きがいますねー。
では、尻屋崎灯台の美しさをご覧下さい。
ここからは灯台の上からの眺めです。
水平線が少〜しカーブしているのがお分かり頂けますでしょうか。地球って、丸いんですよ。
最後の1枚です。300円払った者だけが見ることが出来る、尻屋崎灯台の灯器です。すぐ下から撮りました。
ゆっくりと回転しています。
そうだ!灯台の灯りって、回転して海上を照らしていますよね。
なるほど、頭のいい事を「回転がいい」と言いますが、流石、トウダイ、滑らかに回り続けているのでした。続く。