おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

④山寺へ 凄いぞ!上山城

 山寺参詣を済ませ、夜はかみのやま温泉宿泊。

 左上、金のお皿は鯉の甘露煮。その左下はアケビの肉詰め。一番右側は芋煮。山形らしい、山の温泉地らしいお料理を堪能。

 温泉も凄く良くて、山寺で痛めた膝がだいぶ楽になりました。温泉って凄いですよね。

 

 翌日は雨。歩き回らない予定に変更し、タクシーで上山城(郷土資料館)へ向かいました。

 彼岸花が綺麗と思いつつ、あまり期待はしていなかったんですよね。30分ぐらいで見終わるかななんて、完全に見くびってました。凄いぞ!上山城。かみのやま温泉に行ったら、絶対に訪れるべき。特に、私のブログ読者の皆様にはおすすめですとも。

 

 あれ、ひょっとしてこの郷土資料館は、なかなかお金がかかっていて、しかも工夫されているんじゃないか、そんな気がしてきました。

 あ、山伏!そう思いながら見学者が近づくと、ほら貝の音が鳴り響く仕掛け。しかもこの山伏、濃い顔のイケメン。谷隼人(懐かしい)に似ていると思いました。

 説明文を読むのが好きなので、しばらく立っていると、↓

 縦型ブラインドのように動いて、表示が変わるのです。全部で三種類の図が見られる仕組みなのです。足早に通り過ぎては気づかない。気づくとお得感があるのです。

 そして、

 「打製石斧、名前はダセーが」。もうね、完全に心を掴まれましたね。

 「土器、ドキッとした…かな?」

 した、した。その人差し指に、もうドキドキが止まらない。

 そして、展望台に出るドアには、

 通りすがりのヒミコさまって!通りすがるの?ヒミコ様が!凄いぜ!かみのやま。

 

 ここまででも、素晴らしい郷土資料館であることは十分お分かり頂けたことでしょう。でも実はハイライトは、一番最初の展示だと思うのです。最初と、最後にもう一度、二回もみてしまいました。

 鶴が脚の怪我を治すさまを僧侶が目撃したことが、かみのやま温泉の起源であることを説明する映像作品です。

 山伏同様、このお坊さんも彫りの深いイケメン。友人が「松平健!」と指摘。

 「似てる、似てる」。

 そんなことで騒ぐおばさん三人組ですが、左側の大きな箱が気になっていたのです。無駄に大きいなぁ、空感が勿体ないなぁ、なんて。

 ところが、物語のラスト、怪我の癒えた鶴が飛び去ると同時に、箱がオープン。

見事な鶴が現れるのでした。パチパチ。

 どうです?上山城郷土資料館。行って見たくなったでしょう?かみのやま温泉にお泊りの際は是非訪ねてみて下さい。

 

 かみのやま温泉が「何の効用も無い」なんて、清河八郎は間違っています。鶴だけではなく、私の膝にも本当に効きましたもの。お肌だって、ツルツルになったような気がします。お見せできないのが残念なほどですよ(笑)。続く