昨日に続き京都旅行の際の、私のちょっと恥ずかしい秘密を、皆さんにお教えします。
東寺の塔頭『観智院』を訪れた時の事です。(観智院の素晴らしさについては、いずれ日を改めて書く予定です)
観智院パンフレットより
観智院の本堂、御本尊は五大虚空蔵菩薩でした。
五尊は左から順に、迦楼羅、孔雀、馬、象、獅子に乗られています。
「迦楼羅」、皆さんはなんと読みましたか?私は心のなかでキッパリと、こう読んでいたのです。
カローラ!
へー、仏様はカローラに乗っていたのね。カローラってそういう意味だったのかぁ。その夜、なんとなく気になってホテルのベッドでスマホを手に取るまで、本気でそう思い込んでいました。
スマホで調べたところ、迦楼羅の読みは、カルラ。インド神話のガルダを前身とした、人の体に鳥の頭という姿で表される仏教の守護神ということでした。
良かった〜、新発見のように夫に得意げに言わなくて。もし話していたら、ことあるごとに突かれたことでしょう。鳥のクチバシのごとく鋭く。迦楼羅だけに。
あれ、鳥のクチバシ?クチバシのある仏像って、この前、城崎の温泉寺宝物館で撮った気がするぞ。
実はですね、今回の京都旅行に際しては、温泉好きの夫の希望で、城崎温泉にも足を伸ばしたのでした。その時の写真がこちら
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間違いないですよ。鳥頭人身。背中には羽があり、手は笛を吹く構えですよね。全て迦楼羅の特徴です。
妙に心惹かれる仏像と思い写真に収めたのですが、それが後々こんな形で実を結ぶとは。これも御縁というものでしょうか。
危うく夫の前で赤っ恥をかくところ、迦楼羅様の御加護で守られたのかも知れません。カローラなんてとんでもない勘違いしてゴメンなさい。
「ぶつぞう!」なんて怒らないでね。続く。