城崎駅を出た瞬間、「わ-」ってなります。古さと、こじゃれた感が一体となった街並みです。でも、駅前はメインの通りではないのです。
駅の左手側には、「さとの湯」という外湯(そとゆ)が堂々とした外観をみせています。
城崎温泉は街全体にクラシックな和風ムードの建物が多いのですが、全部で7箇所の外湯がさらに趣を添えているのです。
外湯(そとゆ)についてはこちら↓
夫情報によりますと、
「城崎は街全体を盛り上げようと、各旅館の内湯はあえて小さく制限してるんだ。お客さんには外湯巡りで夜もどんどん出歩いてもらいたい。そのためにいろいろ工夫もしてるよ」ということです。
各旅館の貸し出す色浴衣に身を包んだ女性がそぞろ歩き、それも景観の一つになっています。コンビニも景観に配慮した外観です。
大谿川(おおたにがわ)に沿って山側に向かう通りが「温泉街」ということになろうかと思います。
通りの奥に進むほどに、格式ある旅館が並びます。写真は志賀直哉の宿として有名な三木屋さんです。
立派な旅館や洒落た飲食店の並ぶ通りに並行する裏通りは、これもまた下の写真のように、風情あふるる空間です。春は桜の名所のようです。
再び夫情報なのですが、
「城崎では7つの外湯全てに入る事を全湯(ぜんとう)制覇という。来る人はみんな、この全湯制覇を目指す。日帰りで制覇する人もいる。城崎に来た以上は、あなたにも全湯制覇してもらうからね」
ということで、暑さにはとことん弱い私なのですが、城崎の風情に励まされつつ、これからの三日間、観光の合間に修行のように温泉につかることになるのでした。
外湯巡りは勿論、浴衣です。時間はユウカタからでしょうかね。続く。