おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

一日目 ロープウェイと温泉寺

 温泉街の突き当たりはロープウェイ乗り場と温泉寺山門です。

 

 街の全容を見ようと、先ずはロープウェイに。

 

 

  円山川に大きな橋をかける工事が行われていました。

 「今度訪れる時には、あの橋は完成しているんだろうな」なんて、そんな事を早くも考えてしまいました。

 飛行機から下界を見下ろした時も思ったのですが、平野というものは川が生み出すもの。そして、その平野に人は集まって村を作り、暮らしていく。川あっての人間の暮らしなんだなあ、実感しましたねえ。

 ロープウェイ終点には素敵なカフェがあり、ホットドッグとアイスカフェオレを頂きました。地元のお肉で作られたソーセージが美味しくて、カフェオレも負けない美味しさで、テラス席で美しい景色を眺めながら頂いていると、「旅行してる〜」って気分が盛り上がりますねー。

 その後、周辺を散策し(美しい慈母観音像や、かわらけ投げの崖とか見物し)、再びロープウェイで途中まで降りることにします。

 途中下車したのは、温泉寺を見るためです。温泉寺は高野山真言宗の由緒あるお寺で、開かれたのはおよそ1300年前、重要文化財に指定された本堂は室町時代初期に建てられたそうです。

 

 

 7月の城崎温泉はシーズンオフで最もお客様の少ない時期だと、後日宿の方から伺いました。確かにロープウェイも空いていて、この温泉寺境内に居たのは私達二人だけ。お陰様で、シ~ンとした古いお寺がかもし出す雰囲気に、思いっきり浸る事が出来ました。

 そんな中、夫が言いました。

 「もうそろそろ下りのロープウェイが来るよ。行こう。戻って外湯めぐりだ。先ずは『さとの湯』だな」

 夫の心は観光よりも温泉に向かっているようです。私は景色や建物をゆっくり見たい派です。でも、そこは歩み寄りが必要ですよね。移動で疲れてもいる初日です。温泉でゆっくり体を休めるのも大事です。若くはないのですからね。

 でも、私は心は結構若いですよ。ロープウェイに乗って、「ウェ〜イ!」って気分になりましたもの。明日の玄武洞公園もめっちゃ楽しみだー!続く。