おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

大鰐温泉一泊二日

 私の住む弘前市のお隣には、古くから温泉の街として有名な大鰐町があります。

 温泉街ですから、旅館・ホテルが色々とあるのですが、その中に登録有形文化財として指定され、また、太宰治ゆかりの宿としても有名な『ヤマニ仙遊館』という立派な旅館があるのです。

 23・24日の一泊二日、オバサン友達四名が、その旅館に泊まって温泉を楽しむ事を目的に、大鰐町近隣から参集したのでした。

 一番遠くから来たのは青森市在住のお友達で、大雪で奥羽本線が不通のため、バスを乗り継いで弘前市まで来て私と合流という、何ともご苦労様な状況でした。

 夕食時刻の6時少し前には四名が揃い、楽しく夕食を頂き、その後、お部屋に戻ってからは長い長い旅の夜が幕をあけました。

 全員がNHK大河ドラマ『べらぼう』をみたいということで、オバサン四人という構成でありながら、珍しく無言の50分。その後は少し、感想をあーだこーだ。

 では取りあえずお風呂に行きましょうか。お風呂でもぺちゃくちゃ。挙げ句に、他の宿泊客を連れと勘違いして馴れ馴れしく話しかけ、気づいて謝ってみたり。ザ・オバサン。

 お風呂の後は、ビール、ワイン、ノンアルビール、お茶などなど、それぞれ持参の飲みたいものを勝手に飲む。つまみもそれぞれ持参のオススメが、「これ美味しいのよ!」とか「これはぜひ食べてみて」とか、甘いのしょっぱいのテーブルいっぱいに並ぶ。さながら修学旅行のごとし。

 11時前に一名脱落。残った三名は、飲む・食べる・喋ると、口の役割を総動員して2時過ぎまで。その後、布団に入ってからもボソボソ会話は続いたものの、いつの間にか夢の国へ。

 にもかかわらず、6時半の目覚まし時計で起床して朝風呂へと向かったのは年齢のなせる技ですね。若い頃の自分なら、お風呂をパスして睡眠の方を選んでいましたから。

 津軽らしさいっぱいの朝食を頂いて、お部屋でゆったりコーヒーを頂いて。さあ、そろそろチェックアウトの時間です。

 代表者がお支払いをしている間に若いカップルと少しお話し。ほら、誰にでも話しかけるのがオバサン属性ですから。

 「東京から来たんですよ。大雪だって聞いて、雪が見たくて急遽決めて。昨日はストーブ列車に乗りました。凄く良かった。大雪で列車がストップしてバスを乗り継いだり、なかなか出来ない体験が色々出来て、サイコーでした」

 はあ、そうですか。青森県人にしてみれば、何というもの好きな。こんな雪の中をわざわざ、ねぇ。

 なんて思っていたのですが、あれ、ちょ待てよ。私達が旅行を決めたのも1週間ほど前。その直後、大雪警報が出たけれど「いいよいいよ、何とかなる。行こう」と決行。皆、大鰐の温泉なんて行こうと思えばいつでも行ける距離。『ヤマニ仙遊館』だって一人を除いて2回目、3回目の人達。そして、その除かれた一名に至っては大鰐町民!

 もの好きというなら、むしろ私達の方?こんな雪の中を、目新しさもないところへ。

 全くやれやれだ。でもいいの。旅行はいつ、どこへも大事だけれど、誰と、も大きいですよね。肩の凝らないお友達とゆっくり温泉旅、最高です。実際には皆さん、肩はガチガチに凝ってる人ばかりなのでしたが。今度はお風呂の後にマッサージや指圧をお願い出来るような宿もいいかも。これをお読みのあなたも、「それいい!」とお思いでしょ。賛成なら手を叩いてね。ほら、『しあつ〜なら手を叩こう』って坂本九の歌があったでしょ。しあつ〜なら態度で示そうよ、ほら皆で手をたたこう。では。