唐突ですが、亡き父よ、母よ、あなた方の娘は成長しましたよ（５７才です・・・）
毎年毎年、雪が降ってしまってから、タイヤ交換のために慌ててガソリンスタンドに駆け込んでいた私ですが、今年は１０月の末に済ませてしまいました。
雪の朝を、「交換してないなら、歩けばいいじゃない」と、マリー＝アントワネット並の余裕で迎えましたよ。
父よ、母よ、あなた方の娘を褒めてやって下さい。そして、背中を押して下さい。「ワイパーも換えなさい」と。
去る２３日、朝から雪でした。降ったり止んだりを繰り返しながら、平地での今年の初雪は一日中続きました。
前々から、この日は、今年オープンした「高岡の森 弘前藩歴史館」に行こうと思っていました。２５日まで開催中の「高岡の森 刀剣展」を見るためです。１０時に出よう、やっぱり昼食を済ませて出よう、１時、いや２時・・・。結局、家を出たのは３時過ぎでした。雪の中を行きました。３時３０分、着。開館時刻は４時３０分まで。見学時間は充分でしたが、４時過ぎにはたった一人のお客さんになってしまい、時間が気になって、何回も時計を確認しながらの鑑賞でした。
なんでこう腰が重いのかね？もっとテキパキと、思い立ったら即動けるようになりたいものです。父よ、母よ、あなた方の娘を、叱ってやって下さい。
↓ 雪の高照神社
↓ 高照神社から見る「高岡の森弘前藩歴史館」
「刀剣展」を見に行ったのですが、一番気に入ったのはこちらの絵です。
合計２４人もの人物が、色とりどりの甲冑姿で描かれているにもかかわらず、少しもうるさくない。構図や色彩の妙で、絵として「うるさくない」ばかりではなく、画面から「話し声」がしないんですよ。
↓ 武田信玄と回りの武将の部分をアップにしてみます。
どの人物も口を固く閉ざして、言葉は発していない。それでいて、皆それぞれに胸中深く思うところはある、そんな感じがヒシヒシと伝わってきて、凄く惹かれた一枚です。
で、こうして改めてブログを書いていて、分かったんです。なぜ私がこの絵に強く惹かれたのか。
ほら、武田信玄といえば、「動かざること山の如し」。私も・・・。
そう、腰の重い私も、ブショウなんです・・・。
父よ、母よ、ちょっと笑って。
