こちらの過去記事に訂正と追加をします。
chokoreitodaisuki.hatenablog.com
上の記事で「北国の渋柿は木になったまま甘くなることはない。それなのに小鳥は食べる」と書きましたが、今日、間違っていたことがわかりました。
たまたま、果樹に詳しい年配の男性とお話しする機会があり、柿について教えて頂いたのです。その方は次のように教えて下さいました。
渋柿も完全に熟すと甘くなるんですよ。小鳥がつつきに来るのは甘くなってからです。でも、そうなった頃、いわゆる熟柿の状態は中がトロトロで、食べると言うより、すするっていう感じになるんです。好きな人は食べるでしょうが、あんまり好まれませんね。昔の人は大事に食べましたけど。
そうなんです。「渋柿は甘くならない」というのは私の思い込みで、ちゃんと甘くなるのだそうです。そして、小鳥は甘い柿を食べに来ていたというわけです。私の認識こそ甘かった!訂正し、お詫びします。
もう一つ、ついでと言っては何ですが、上の記事に登場する青果三強渋味成分の一強「イナゴマメ」について、雑学を披露したいと思います。
イナゴマメと聞いても、皆さんピンとこないと思います。私も、どこか外国にそういうマメの種類があるのだろう、でも私には縁もゆかりもないマメだと思ったのでした。ところが、なんの気まぐれか、Wikipediaのイナゴマメのページにとんで見たところ、「ああ、あれか」という発見があったのです。
皆さん、ダイヤモンドの大きさ(重さ)を表す「カラット」という単位はご存じだと思います。更に、多くの方が「カラット」の語源は、ふんどう代わりに使われた「マメ」の種子に由来するという話を聞いたことがあるかと思います。そう、そのマメ、それがイナゴマメなのです。イナゴマメという和名は英名からの訳ですが、その実をギリシア語由来ではカラットと言い、それが宝石の質量を表す単位となったのだそうです。意外なところでイナゴマメに関するシブい雑学をゲットしたのでした。
今日は、ひょんな事から渋柿に関する自分の誤りを知ることが出来、そうして訂正の記事も書くことが出来、さっぱりとしました。こういう状態を心がカラット晴れた、とでも表現するのでしょうか。では。