おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

小鳥の卵を巡って 前編

 知人から、「ちょっと来てブルーベリーを摘んで行って」というお誘いを頂きました。

 知人のところでは自宅敷地に隣接してリンゴ畑があり、リンゴ畑の隅っこではいろいろな自家消費用の野菜を育てているのですが、様々な種類の「実のなる木」も植えられているのです。梅、梨、柿、栗、そしてベリー類。

 摘んだブルーベリーを容れるためのボウルを私に手渡しながら、知人はヒソヒソ声で言うのです。

 「ブルーベリーはすぐそこだから。いっぱい生ってるから好きなだけ摘んで。まだ冬囲いをハンパに残してるから邪魔かもしれないけど」

 いつもは良く通る声で朗らかに喋る知人なのです。なんで声をひそめるんだろうと思っていると、

 「この前冬囲いをとろうと思ったら、小鳥の巣があって卵が入ってるの。なるべくそっとしておこうと思って」

 ああそういうことか、私もつられて抜き足差し足、二人で静かに静かにブルーベリーの木に近づき、そっと巣のある辺りをのぞき込みました。

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 親鳥はおらず、巣には卵が四個。

 アップにします。

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 親鳥は餌を探しに外出中なのでしょうか。そうだといいのですが。

 人間に見つかると、野鳥は巣も卵も放棄して逃げてしまうという話を聞いたことがあるので、ちょっと心配です。

 なんという鳥の卵なのかすごく知りたくて、家に帰ってネットでいろいろ調べてみたのですが不明です。大きさはウズラ卵ぐらい。分かる方いらっしゃいましたらコメント頂ければ大変嬉しいです。

 

 親鳥が留守とわかり、気兼ねなくブルーベリーを摘ませて頂きました。初めはそんなに沢山はいらないかなと思っていたのですが、やはり採集民族の血といいましょうか、摘み始めると面白くて、気付くとお借りした中ぐらいのボウル一杯に。人間の欲望を白日の下にするベリー摘みって、とっても罪なものね・・・。

 

 頂いたブルーベリーは、ジャムにしました。美味しいです。

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 今朝は、マフィンとブルーベリージャムを小鳥の巣に見立て、クリームチーズを卵のように置いてみました。クリームチーズには卵の殻の模様風に点々をつけてみたのですが、センスゼロですね(笑)。でも美味しかったです。続く。