おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

正しく読めるか?雪印「6Pチーズ」

 タイトルにピンと来た方はツイッターをご覧になった方かな?私はネットのニュースで知りました。

雪印メグミルク 6Pチーズ 108g(18gX6)X12個

 ご多分に漏れず、私も50数年の間、ずうっと「ロクピーチーズ」とよんでいました。最近テレビで、可愛い女の子がお尻をフリフリ、「ロッピーチーズ」と歌いながら海苔に乗っけてレンジでチンしているCMを目にしていましたが、それはたまたまその女の子がそうよんでいるだけだと思って、軽く流していました。

 ところが、雪印さんの公式ツイートで、はっきりと「ロッピーチーズ」が正しいと言うことが示されたのです。しかも。「P」の正体も同時に明らかにされたのでした。

 多くの方は「P」はPiece(ピース)のPだと思っているようですが(私も思ってました)、Portion(ポーション)のPなのだそうです。

 さて、問題はここからです。「P」の正体については大丈夫、覚えられると思います。厄介なのは、「ロッピー」の方です。年をとって新しいことを身につけるのは本当に難しいことになってしまったのですが、それ以上に難しいのは長年身に染みついた慣習を改めることです。無意識では絶対に「ロクピー」と発音してしまうと思います。

 

 そう言えば随分前に、友達と三人で森永の「パルム」というアイスの話になったことがありました。その時、友人二人がなぜか二人とも「パーム」でしょと言い、私は一人という劣勢に立たされながらも、「パルム」だよと果敢に応戦したのでした。

森永乳業 PARMチョコレート 55ml×6本×6個

 

 「パルム」という名前は、イタリア語の「手のひら」を意味する「パルマ」からとったそうです。形が手のひらのようである事と、「やわらかく」「あたたかい」イメージを伝えるためのネーミングなのだとか。

 彼女たちはあれから、このアイスを何とよんでいるのでしょうか。「パルム」と改めたでしょうか。間違いに気付かず相変わらず「パーム」と呼んでいるのか。それとも、「パルム」が正しいと知りつつも直すことが出来ずに口から出るのは「パーム」なのか。

 いずれにしろ、「ロッピーチーズ」を知る前の私なら、きっと彼女たちに対し「手のひらで転がすような」優越意識を持っていたことでしょう。「パームだって、クスッ」みたいな。でも、私は悔い改めました。人は間違う生き物なのです。「パーム」だって「ロクピー」だって、通じればいいじゃないか。

 私の周りの方。

 私が「ロクピーチーズ」と言っても、いちいち「ロッピーだよ」と訂正しないで。分かってるんだから。分かってても、つい「ロクピー」って出ちゃうんだもの、しょうが無いでしょう!ええい、いちいちうるさい! 

 そう、年をとると気が短くなるというのはよく言われます。が、それも結局は記憶力が悪くなる事に起因するのかもしれません。間違いを指摘されることが多くなりますからね。

 これからますますこんな間違いが増えていくことでしょう。誰かに間違いを指摘されたときは、怒るのではなく「ああそうなの」とニッコリ出来るような素直さを心がけたいものです。心にいつも「はい、チーズ」ということで。では。