おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

銀山温泉・写真でレポートします①

 『大人の休日倶楽部パス・おばさん二人旅』、いよいよ銀山温泉に到着です。

 銀山温泉は大正の面影が残る、まるでタイムスリップしたかのような温泉街として有名です。NHK連続テレビ小説おしん』の舞台として、一躍全国区になったのだそうです。

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 こんな街並みは私のカメラと腕ではとても捉えきれないので、写真の出来ではなく、「takakoさんワールド」をお楽しみ頂ければと思います。

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 銀山温泉は銀山川両岸の狭い狭い敷地に、12軒ほどの旅館が軒を連ねる本当に小さな温泉街でした。なので、平らな地面はとにかく貴重。バス・一般車両は乗り入れ禁止なので、坂の上(左写真)でバスを降り、温泉街へは5分ほど歩くことになります。各旅館は坂の上に専用の駐車場を持っており、宿泊客は駐車できるのですが、右写真をご覧下さい。一台分あいています。一台分・・・。車止めのコンクリートブロックが一つ。友人と無言で見つめ合ってしまいました。無理・・・。

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 左は足湯ですが雨のため断念。残念。

 右は「しろがね湯」という、建築家・隈研吾氏設計の共同浴場です。もの凄く狭い敷地にギリギリという感じで建っていて、浴室は男女それぞれあるのですが、並びではなく上下でした。日替わりで入れ替わるそうです。はいりました。いつまでも体ポカポカのいいお湯でした。

 

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 鏝絵(こてえ)とは、着色したしっくいを材料に、左官職人がこてを使って作った浮き彫り(レリーフ)のことです。銀山温泉の各旅館に残る鏝絵は見所の一つです。

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 古山閣の各月の行事が描かれた鏝絵。ガス灯も名物です。

 

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 左は古山閣の玄関にある松竹梅の鏝絵。右は国の有形文化財にも指定されている能登屋旅館の屋号の鏝絵。アールヌーボーっぽいですね。

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 銀山温泉・二大「ぽっちゃりはん」発見。旅先ではついつい食べ過ぎてしまうので、この二体を反面教師に、自分を戒めたいと思います。
 ↓ と言う舌の根も乾かぬうちに、

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「立ち食い豆腐」と友人の「立ち食い厚揚げ」。名物のカリーパン(の袋)と大福。

 そして、いろいろな人から「山形って、食べ物の美味しいところだよ」と聞いてはいたのですが、本当に美味しくて、

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 宿の夕食を完食。釜飯はお茶碗に二膳はあったのですが、美味しくてぺろり。自分でもビックリしました。最近の私は年のせいか本当に少食になったはずなのに。

 私は食べ物の写真は本当に苦手で、それはヘタということではなく、撮る習慣がないんですね。なので、カリーパンを食べてしまってから、しまった!せめて袋だけでも、となってしまったり、お膳の写真を撮るのに、蓋をしたままでお料理の内容がわからないとか・・・。

 一応解説しますと、左上は米沢牛の陶板焼き。手前の蓋物の中身は芋煮。美味しかったです。里芋はもちろんですが、コンニャクも美味しかった。その左隣にある白い物は「豆腐てん」だそうで、ところてんとお豆腐のいいとこ取りで、美味しいのです。鮎は養殖だそうで、かぶりつきました。美味しかったです。お刺身は鯉と鱒。川魚のお刺身は珍しいので、嬉しく頂きました。あー、お腹いっぱい。

 腹ごなしに夜の散歩に行かなきゃ。銀山温泉はガス灯が灯った夜の眺めも風情があって人気なのです。そのため、ライトアップは勿論ですが、小さな温泉街であるにもかかわらず、10時まで営業の飲食店もあるのです。

 友人と散歩ついでにコーヒーを飲んでこようと出かけました。さすがにスィーツもノーサンキュー。「コーヒーだけでいいね」なんていいながら、「伊豆の華」というカフェ(夜はお酒も)へ。

 私 「あら、ノンアルコール・ビールもある。私はこれ」

 友人「じゃあ、私もノンアルコール・カクテルにする」

 

 そうよね、ノンアルコールとはいえ、ビールとカクテルだもの。お通しも来るよね。しかも「本日のお通しはおでんです」ということで、大きな大根とさつま揚げが目の前に。ヒーッ、本当の本当にお腹いっぱいなんですけど。友人と苦笑しながら大根を口に。

 なにこれ、美味しいじゃないの!人の胃袋って、美味しいといくらでも入るのね。私以上にお腹いっぱいと言っていた友人も、軽々と平らげていました。

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 こちらの二階席で美味しいおでんを頂きました。ライトアップされた鏝絵を眺めながら。

 

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 お腹もいっぱいだし、眠くもなってきました。私達も宿に帰って、左のアヒルのように、ひとっ風呂あひることにします。

 右は古山閣の玄関鏝絵。松竹梅のうち、竹の葉に卵を産むウグイス。可愛いでしょ?

 お風呂に入ったらきっと旅の疲れも出て、こてっと眠ってしまいそう。それともおばさん二人、まだまだおしゃべりに花が咲くかな?ウグイス嬢のごとく。続く。