おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

四日目 国立新美術館へ

 旅行最終日。国立新美術館を目指して地下鉄に乗っておりました。初めて乗る路線でしたので、「霞ヶ関」とか「国会議事堂前」とか、通過駅の駅名だけで田舎者はワクワクしきり。と、ある駅で降りたお客さんの中に見たことのある顔が。

 千足伸行先生だ!美術番組でお馴染みの、美術評論家広島県立美術館館長の千足伸行先生に間違いありません。これから「新美術館」に行こうとしているときに、なんという験の良さ。例えるなら、大相撲観戦に向かう途上でデーモン閣下をみかけるような。もう、ワクワクが止まりません。

 そして、「乃木坂駅」に到着。驚いたことに、新美術館の二階入り口は駅直結なんですよ。乃木坂駅からあっという間にチケット売り場。う~ん。二回目以降の訪問なら良かったんだけど、それで。

 でも、持ち前の「へそ曲がり精神」を発揮して言わせて頂くと、最初は道路からだんだん建物が見えてきて、やがて全体が見え、いよいよ建物正面では上を見上げてしばしたたずむ、というのが良かったな~、初めての場所との出会いは。

 ということで、今回の「新美術館」は、最初に「ウィーン・モダン展」を見て、ランチを食べて、最後に美術館の外観を見るという流れだったのですが、写真は逆の流れでご紹介していきたいと思います。

 

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エゴン・シーレも今回の目玉の一つです。

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 新美術館に隣接して「政策研究大学院大学」という国立大学があります。  

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 故・黒川紀章氏の設計による国立新美術館。うねっています。不思議なリズム感があります。正面入り口の前には期間限定の「ガラスの茶室」が展示されていました。

 

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 この眺めはどこだと思います?

 正解は美術館三階のレストランです。窓側を向いて座ると、こういう眺めになっています。窓からは「政策研究大学院大学」のキャンパスらしき深い緑の「森」を見下ろすことが出来ます。一部では「空中庭園のようだ」と好評なようです。でも、私は工事途中の足場のような物体がどうにも気になって、なんだか落ち着かない感じがして、レストランとしては今一つな設計に思えました。黒川紀章氏の狙いはどこにあったのかなあ?気になりました。
 

 この後はいよいよ『ウィーン・モダン展』の感想を述べることになるのですが、思ったより出だしの部分が長くなってしまいましたので、続きは明日にしたいと思います。今日は「起承転結」のキショウの部分ということで。では。