おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

レディ・ゴダイバのように駆け抜けるぜ! by フレディ=マーキュリー

 映画『ボヘミアン・ラプソディ』をみてから、頭の中にQueenの曲の数々が鳴っていて、時々無意識に口ずさんでいたりして、職場でだったりすると、ちょっと焦ったりする今日この頃です。

  フレディ=マーキュリー作の、ちょとエッチな名曲『don't stop me now』はご存知ですか?歌詞の一節に、

  I'm a racing car passing by  like Lady Godiva

 ( 俺はレディ・ゴダイバのように駆け抜けるレーシング・カー)というところがあります。ここに登場するレディ・ゴダイバは実在の人物です。

 

 11世紀のイギリス。コベントリーという町の領主は住人に重税を課し、人々は大変苦しんでいました。見かねた伯爵夫人(レディ・ゴダイバ)は、夫に税を軽くして人々を助けてくれるよう、何度も何度も懇願します。しつこい頼みに辟易した伯爵は、「お前が裸で馬に乗り、町を一周したならば願いを聞き入れよう」と告げます。伯爵はどうせ、できっこ有るまいと思ってそんな難題を突きつけたのですが、聖女のごときレディ・ゴダイバは、人々のためならとそれを実行してしまうのでした。町の人々は彼女のその勇気と愛に敬意を払い、彼女が馬に乗って町を走る間、固く窓を閉ざし、彼女の姿をみることはありませんでした。ただ一人を除いて・・・。 

 

 レディ・ゴダイバは実在の人物ですが、この話自体は史実では無いとされています。が、このお話はとても有名で、彼女の人気の理由となっているようです。

 ベルギーの有名なチョコレート会社、『ゴディバ』の社名も彼女にあやかってつけられたものなんですよ。ゴディバはフランス語読みです。

ゴディバ (GODIVA) ゴールドコレクション 12粒

 箱の蓋に描かれているのが、裸で馬に乗るゴダイバ夫人です。

 

 さて、上に、たった一人を除いてと書いたとおり、裸のレディ・ゴダイバの姿を盗み見ていた男がおりました。その男は仕立屋で、名前をトムと言いました。彼はその罰が当たり、失明したとされています。

 英語で「のぞき見野郎」のことを『ピーピング・トム』と言うのは、このお話に由来しています。日本で覗きのことを言う、『出歯亀』に相当します。『出歯亀』というのは、なんでも、強姦殺人犯、『出っ歯の亀吉』のあだ名だそうで、罪は罪として、昔はあだ名も情け容赦ないですね。

 

 あの~、フレディ=マーキュリーから始まって、出っ歯の話になってしまいましたが、偶然なんです。何回も書いていますが、私はQueenのファンで、もちろん、フレディも大好き。ディスったりするわけ無いじゃ無いですか。ホントです。嘘だったら、裸で馬に乗ってもいいです。ウマく乗れないだろうけれど・・・。では。