ねぷたまつり見物記を書こう書こうと思いながら早10日。やっと大きくて重い腰をあげるよ。「大っきいねぷたは後から」って言うからね、津軽では(笑)
例年、ねぷたは駅前運行コースの出発点近くで観ることが多いのですが、今年は弘前駅前で観ました。

駅前には有料観覧席もあり、ねぷた紹介アナウンスもあるので大変な人の数でした。駅裏から入って構内を抜けて正面に出た瞬間、人の群が目に飛び込んで来て、それだけで感動!
「ああ、人類はコロナに打ち勝つことが出来たんだなぁ」
そんな感慨に襲われてしまって。どうか、この思いが私の勘違いや早とちりとなりませんように。

こちらは小型ねぷた。正面の絵は鏡絵と言います。英雄豪傑を描いたものが多いです。

反対側は「見送り絵」と呼ばれ、名高い美人が描かれます。
ねぷたの写真は撮ってもきりが無いので、よほど気にいるか面白いものでもなければ撮らないのですが、上の2枚はブログ用になるかと念の為撮ったものです。が、今回は特段記事になるような事もないかと思っていたところ、来ましたよ、ネプタならぬネタが。

「見送り絵は、花魁瀬川です」
アナウンスのお陰で誰を描いたのか、はっきり分かり、『べらぼう』ファンの私は嬉しかった〜。明かりに浮かび上がる吉原の大門と花魁瀬川が、夜の街をゆっくりと遠ざかる眺め、べらぼうに良かったです。
駅前の人だかりのずっと後ろで、我慢して観ていたのですが、その甲斐があったというものです。というのもね、今回改めて認識したのですが、ねぷたはそれを引っ張る「人」や「囃子」込みで「ねぷた」なんですよ。人込みの後ろではそれが見えない!楽しさ半減なのです。
半分ぐらい観たところで、「帰ろかな〜」という気持ちになりました。ところが、こんな時にも人間の欲というものは出るもので、全部観ないと損したような気になるの。そもそも無料で観ているにもかかわらず。
そこで、決めた!運行と逆行で歩いて家に帰ろう。そうすれば、やって来る全部のねぷたが観られるし、家に着くのも早くなるし。ということで、まるで録画の早送りのようにして、今年最初で最後のねぷた見物を終えたのでした。
昔は津軽では「ねぷたが終わればもう秋だ」と短い夏を惜しんだものですが、この頃の夏は長く、そして暑い。まだまだ暑い日は続きますが、頑張って元気に行きたいものです。
願わくば、蔦重ならぬ、鰻重でも食べて、ね。では。