おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

田舎者なのに、あるいは田舎者だから、虫が嫌い

このブログの記事にも何回か書きましたが、私のふるさとは

青森県下北半島にあります。どうです?この半端ない田舎感。どこからでもかかってきなさい。

 

そんな田舎に生まれ育ったのに、私は虫が嫌い。というより恐い。特に、飛ぶ虫、跳ねる虫は恐い、恐い、恐い。自分に向かって来る可能性があるから。今、パソコンのキーを叩きながら、鳥肌立ってます。でも、乗りかかった船、最後まで頑張って書きます(誰得?)

 

とにかく、家の外のみならず、家の中にもいろんな虫がでました。思い出すままに、私の「虫の記」です。

 

・お使いで行ったよその家の玄関前のコンクリートにべったりと張り付いていた、

オオミズアオ」。薄青い色の「蛾」です。いつ飛ぶかと思うと、無理、玄関はあまりに遠い。お使いを果たせず帰れば恐い母が。目の前には「オオミズアオ」が。叱られる方を選んだ幼い日の私。

 

・トイレに行こうとしたら、廊下の隅に「カマドウマ」。寝そべってテレビを見ている弟にカマドウマ退治を頼んだら、「今忙しい」という返事。今でも恨んでいます。ブログに書く程度には。

 

・夜、親戚の家から戻り玄関を開けようとすると、「ミヤマクワガタ」が。ラッキー、とばかりにつまんだら、挟まれました。痛い、引っ張る、離れない、痛い、振り回す、離れない、痛い。泣きながら家に入ると、父がライターをボッ、見事、離れてくれました。

 

そして、本日のメインであり、「虫」をテーマに「ふるさと」の思い出を書こうと決めた理由である、「ザトウムシ」。

ザトウムシ - Wikipedia

 直径5ミリほどの丸いカラダに、糸のような細くて長い足が8本ついていて、ユラユラ歩きます。良く家の中に出ました。飛ばないので、比較的平気。ちり紙(ティッシュではありませんでした)で包んでやっつけました。「ザトウムシ」なんて名前、知りませんでした。今回初めて分かった事です。

 ずっと、「蜘蛛」だと思っていました。私のふるさとでは、誰もが「あしながぐも」と呼んでいました。「アシナガグモ」どころか、「蜘蛛」でさえなかったとは。あまりにもビックリで、これはブログに書かねばと思った次第です。

 

 ブログを始めて良かった事はいろいろあるのですが、記事に書く前にネットで調べた結果、思い込みや間違いに気づくことが結構あって、思いがけない収穫です。

 さらに、いろいろな周辺知識も拾えて一石二鳥。今回の「ザトウムシ」では、米国での愛称を知ることが出来ました。「ダディ・ロングレッグス」、あしながおじさん、なのだそうです。少女時代を過ごした「ふるさと」の話から「あしながおじさん」へとたどりつく。まるで少女小説のヒロインのような展開じゃありませんか。

 少女時代の楽しい思い出も悲しい思い出もある「ふるさと」。虫の好かないこともたくさんあるけれど、やっぱりむしできない、そんな存在なのです。