おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

太田光氏の裏側

裏口入学に関する週刊誌の報道に対して、爆笑問題太田光氏側は「訴える」ということにしたのだそう。その太田光氏がNHKで出演している番組が「探検バクモン」で、キャッチフレーズが、「心躍るワンダーランドはこの世の裏側にこそある」だというのは面白いですねえ。

 今回の裏口入学問題で、私が一番太田光氏に同情するのは、「金持ちのボンボン」だったという出自が広く知られてしまったという点です。太田光氏のファンであれ、アンチであれ、彼が何らかの「逆境」ともいうべきものを抱えており、その上であのような「立ち位置」にあるという認識を持っていたと思います。その点を踏まえて、評価したり、あるいはしなかったり、そこは人それぞれ、好みの分かれるところとなるんじゃないでしょうか。

 

 ところが、今回のあれやこれやの中で、少なくとも「払おうと思えば息子のために800万円をポンと払える家庭」であったということは事実のようで、

「なんだ、金持ちのボンボンが目ん玉ひんむいてたのかよ」

という印象に変わったという人は多いのではないでしょうか。それって、イメージダウンだと思うんですよ、彼の芸風だと。

 別に、太田光氏が「自分は逆境にありながら」などと言ったわけではありませんが、視聴者が勝手な妄想を膨らませたりバイアスをかけたり、挙げ句、勝手に幻滅したり。そういう「他人の思い込み」で商売するのが芸能人なのですから、それは仕方のないことでしょう。

 

 今回の「裏口報道」にどう対するのが芸人として「最適解」だったのかは難しいところです。ただ、訴訟という手段に訴えることで、太田光氏は「週刊誌は嘘をつく」という側に立ったわけですから、これからは時事問題等にコメントするにも、「報道を正しいとする根拠」から始めなければならないのかなと思うと、お気の毒。

 

探検バクモン」で「裏側こそが~」というナレーションを担当するのは「パンダラ」というキャラクター。

 

f:id:takakotakakosun:20180811210202j:plain 上野駅のぬいぐるみです

 

 太田光氏もこのパンダのように、白黒ないまぜにしておいたほうが面白かったんじゃないかな。「裏口キャラ」って結構使えない?

 「お前、なんで挨拶しないんだよ」「いや、俺、裏口だからこっそり」とか。

  イマイチ?「ごめん、俺、裏口だから・・・」