知人から「無農薬の夏みかん」を頂きました。これはマーマレードでしょ!ということで、初めてのマーマレード作りに挑戦しました。
一番最初にやったことは、ネットでレシピ検索。なんとかなりそうです。
次にやったのは、包丁を研ぎに出した事です。レシピの検索によって、夏みかんの皮を千切りにするという、根気のいる作業が必須だと知ったからです。その場合、包丁の切れ味は作業効率は勿論、楽しさにも影響大なのですから。
「弘法筆を選ばず」とか言いますが、それは達人の話であって、やっぱり道具は大事です。特に、切れ味のいい刃物を使うのは、本当に気持ちのいいものです。断然、選びたいです。
↓ 大きな夏みかん、いきなり3個も使います。写真は静物画風に加工してみました。
↓ 皮の内側の白い部分を取り除いて、千切りに。ひたすら、切ります。でも、研ぎ立ての包丁でスパスパ切れるので、楽しく出来ました。漂う香りもいいのです。
『徒然草・第二百二十九段』に、
「よき細工は、少しにぶき刀をつかふといふ。妙観(みょうかん・名工の名前)が刀はいたくたたず(それほどよく切れない)」とあります。
確かに、良く切れる包丁で皮を切っていると、リズムにのる感じが楽しくて、丁寧さよりもスピーディーさが勝ってしまいます。でも、私は職人でも名工でもないので、手早いというのも一つの価値ではないかと思うのです。
マーマレード作りは、皮を切り終わったあとも、苦みを取るために何回かゆでこぼしたり、半日、水につけておいたり。それから、砂糖を何回かに分けて加えて煮詰めるという工程があるのです。家事や雑事の合間の手仕事に、なかなかゆっくり時間をかけてはいられません。第一、立ち仕事は腰に来ますから、なるべく手早く終わらせたいものです。兼好法師のお説よりも、健康第一でいきたいと思うのです。
↓ いろいろ時間と手間をかけて、完成しました。
早速、プレーンヨーグルトに添えて頂きました。まあまあの出来です。
それにしても、自分で作ったからこそ実感として分かるのですが、砂糖の量の、もの凄さ!夏みかん3個に対して、500g使いました。お砂糖、2分の1袋ですよ!これでも、一般的なレシピより少なめなんですよ。恐ろしい・・・。
せっかくウォーキングなど始めて頑張っているのに。こんなに大量のマーマレード・・・。甘い幸福感の中にほろ苦さが混じります、マーマレードだけに。では。