下の記事に書いたように、楽しみに待っていた映画「ボヘミアン・ラプソディ」。見ましたよ~。
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う~ん、何て言うか、Queenのファン以外にはイマイチかな。こうさ、もっとさ、ヒューマン・ドラマとしての深みっていうか、もうちょっと登場人物の内面に迫ってくれないと、ただのミュージック・ビデオやコンサートのメイキング・ビデオをみてるような、そんな感じでした。
でも、私は満足しましたよ。前にも書きましたが高校時代は「そこそこファン」でしたから。ファンは楽しめますよ。なんたって音源は本物のQueenだし、役者さん達も頑張りました。
以下、Queenのファン以外は、なんのこっちゃです。
特筆すべきはブライアン=メイ。役者の仕事は「モノマネ」じゃないんだから、似てるって言うのは、必ずしも褒め言葉とはならない。そうは思っていても、「似てる、そっくり」の嬉しさは抑えられない。見た目も似てるんだけど、佇まいというか、あの静けさをまとったオーラまで似てるの。背も高くて、完璧、ブライアン=メイ。
ロジャー役の可愛らしくも美しいお顔も良かった。あの「女装PV」でのガチ可愛いロジャーまで再現してくれてました。ジョン役も、暖かくも影の薄い感じが良かったです。
さて。問題はフレディ役ですよ。難しい役だったと思います。頑張ったと思います。でも、ほんとにしょうがない、本人のせいではない事なのですが、二点、どうしても納得できないことがあるんです。
一点目は、前歯。そりゃあ、フレディと言えばあの歯ですよ。「葉っぱのフレディ」ならぬ、「出っ歯のフレディ」ですよ。でも、いくらなんでも、あの前歯、大き過ぎるでしょ。フレディ、あんなに出っ歯じゃありません!
二点目は、これはもう、ホントに難癖だとは重々承知ですが、身長です。
フレディ=マーキュリーって、もの凄くプロポーションがいいと思いませんか。長身で、足が長く、小さいお尻に広い肩幅、バランスのいい首の上に乗った小顔。そして、長過ぎ一歩手前の腕。だからシルエットが修正無しでオッケーな美しさだし、彼の超独特な衣装も、あのプロポーションだからこそ着こなせるんです。ランニングシャツで8万人の前に立てます?「全身タイツ」を着こなす男、他にいます?
頑張った役者さんにはホント申し訳ないけど、「小さいおっさん」と私の目には映ってしまったのよ~、残念。
さて。気を取り直して。
これから見に行こうかな~と思っている方、まず、オープニングが、いきなり気が利いてるの。それから、フレディの声が若々しくて、それもまた感慨深い。あー、自分、年をとったんだなーなんて、いろんな意味でしみじみきちゃいますよ。私なんかの感想に惑わされず、どうぞご自分のQueen体験、してきて下さい。
※蛇足 私の故郷には昔、「喜楽園(きらくえん)」という喫茶店がありまして、上の記事で書いたS子先輩が廊下で、「キラークィーン♪」と歌うと先輩のクラスの男子が「お前は喜楽園に行きたいのか?」と突っ込んでいました。懐かしい・・・。