おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

昨日の続き、太陽系の惑星の謎

太陽系の惑星の成り立ちなんて、ただの偶然でしょ。そう思っていた時期が私にもありました。

 

 だいぶ前ですが、「サイエンスゼロ」で知った衝撃の事実を皆さんにもお裾分けしたいと思います。でも、あくまでも「私に理解できた」範囲のことなので(少しはネットで調べもしましたが、なにしろ文系なもんで)ザックリした内容です。取り柄は説明が平易なことかな。(図はWikipediaより)

 

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上の方は惑星の大きさ比較の図。下方に小さく軌道平面上に並んだ惑星。

 まず、地球などの岩石型惑星と、木星以降の巨大ガス惑星・巨大氷惑星に何故分かれたかについてです。

 太陽系が出来るためには、当然、材料が必要です。そう、元素ですね。水素やヘリウム、炭素などは、かなり多量にありまして、金属の類はもともと非常に少なかったのだそうです。それらの材料が太陽に熱せられるとどうなるか。

 沸点の低い順に気体になります。やがて、太陽から遠く離れた地点で水素やヘリウムといったガスが寄り集まり、塊を作っていきます。さらに遠くのより温度の低い地点では、様々なガスが氷となって集まったりするわけです。そして、太陽に近い地点では、沸点の高い(高温でも固体でいられる)金属や岩石が寄り集まって「惑星の子供」になったわけです。

 太陽に近い4つの惑星が小さい岩石型で、木星土星が大きいガス型惑星になったのは、「必然」だったということなのです。(天王星海王星が比較的小ぶりな氷型惑星なのは、木星土星よりも形成が遅く、ガスが少なくなっていたかららしいです)

 

 じゃあ聞くけど~(NHKの人気キャラ・チコちゃん風にしてみました)

なんで4つの岩石型惑星は、水星・金星・地球・火星が、順に、小・大・大・小の大きさなのか、考えたことある?ボーッとしてる場合じゃないのよ!

 いや、実際、コレは本当に「虚を突かれ」ましたよ。だって、そういうものだと思ってましたもの。「なぜ?」なんて考えもしません。しかも、説明を聞くと、これもまた「必然」だったという驚き。

 

 そもそも、岩石型惑星は、始めからこの4つで完成されていたのではないのです。上に書いたとおり、複数の「惑星の子供」ともいうべき、金属・岩石の塊が存在したわけです。それらが、軌道が乱れる度にぶつかって壊れたり、あるいは合体して大きくなって行ったりしたわけです。その際、集団の真ん中にいるものと、端っこにいるものとでは、ぶつかる回数に差が出来るんですね。端っこのものは、片側にしかぶつかる相手がいない。それに対して、真ん中にいれば、右側の相手とも左側の相手ともぶつかることが出来る。つまり、真ん中のものは、合体して大きくなり易いということになるわけです!そして、ついに、小・大・大・小という4つの惑星に収まるという次第です。

 

 どうです?凄くないですか?当たり前と思って見過ごしがちな現象の中にある、科学的根拠。惑星だけにワクワクしますよね。「読者の皆さん」にああせい、こうせい、言うのは非常に僭越ながら、今日はスターをいっぱいつけてほしい気分です。はい。